ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

01-05 鉄道のある風景

讃岐平野を走る「ことでん」

(写真1 玉藻城のすぐ脇にあることでんの高松築港駅)性格の異なる3路線 松山からは高松へ移動した。松山-高松間は予讃線で194.4キロ、特急列車で約2時間30分の距離である。 松山と高松は、愛媛県と香川県、旧国名なら伊予と讃岐ということになるが…

堂々たる伊予鉄

(写真1 伊予鉄のターミナル松山市駅)縦横に路線網 前夜は結局ホテルにチェックインしたら午前1時を過ぎていて、就寝したのも2時を回っていた。 それでも、早朝にはホテルを飛び出し、電車に乗りまくりに出かけた。当初予定では、道後温泉にゆっくり浸か…

土佐から伊予へ

(写真1 江川崎に停車中の予土線列車。0系こだまのヘッドに似せている)大混乱の移動 足摺岬からは、予土線と予讃線を経由して松山を目指した。 予土線列車の始発は窪川。ただし、窪川と一つ目の若井との間は、線区上は土佐くろしお鉄道である。 発車まで…

高知そしてとさでん

(写真1 路面電車とさでんの高知駅前停留場。背景はJR高知駅)はりまや橋交差点は見逃せない 先週は四国に旅した。1月10日から13日まで4日間にわたり高知から愛媛、香川、徳島と四国4県をほぼ一周したもので、今年2018年の初旅だった。 初めに…

渥美半島と豊鉄渥美線

(写真1 豊橋鉄道渥美線新豊橋駅の様子。右はJRの線路)恒例年末ぶらり旅 年末恒例のぶらり旅。かつてはある種寅さんにでもなったような気分があって大晦日を好んできたが、しかし、もはや毎日が日曜日の身分、家族のひんしゅくをかってまでも強行するこ…

展覧会「コレクションのドア、ひらきます」

(写真1 東京駅丸の内駅舎の建設時の壁面をそのままむき出して見せるレンガ造りの展示室)鉄道絵画発→ピカソ行 東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションギャラリーで開かれている。 同館のコレクションを初めてまとめて公開するもので、テーマの展開を列…

赤塚隆二『清張鉄道1万3500キロ』

清張世界を読む乗り鉄 労作である。 松本清張の作品から鉄道の記述を抜き出し、乗車記録をリストしていく。それも、初乗りを丹念に拾っていく。第1作から読み進み、初乗りで乗った路線を鉄道地図に載せていくと、やがて清張鉄道1万3500キロが完成する…

2017歳末風景

(写真1 上野駅1階のホーム頭端。現在は13番から17番まで並んでいる)上野駅/東京駅 今年も早いもので残るところわずかに1週間。歳を経るごとに1年が早いように感じられる。 今年も旅に明け暮れたような1年だったが、お世話になった上野駅と東京駅…

定着した富山ライトレール

(写真1 富山駅北電停で発車を待つ富山ライトレール電車)旧国鉄富山港線のLRT化 富山ライトレールは、富山駅北-岩瀬浜間7.6キロを結ぶ。旧国鉄、JR西日本の富山港線を転換し路面電車化して第三セクターが継承した路線である。LRT路線としてポー…

市民の足として富山市内軌道線

(写真1 富山駅ビル。左の部分が路面電車の富山駅停留場)大きく発展する路面電車 福井、金沢と続いてきたこのたびの北陸紀行は、高岡に着いたところでしばし休んでいた。単純に先に載せたい記事があったからにほかならないが、やっぱり富山まではたどり着…

高岡と万葉線

(写真1 新しくなっていた万葉線高岡駅停留所)現代工業と伝統文化 このたびの北陸旅行では、宿は福井、金沢、富山のいわゆる北陸三都に取ったから泊まりはしなかったが途中高岡にも寄った。 高岡市は富山市に次いで富山県第二の都市。私の仕事、溶接の立場…

金沢を南へ北へ北陸鉄道

(写真1 石川線の起点野町駅)石川線と浅野川線 福井からは北陸本線で金沢へ移動した。金沢駅に降り立つと一層賑わいが増しているようだった。外国人観光客の姿も多い。 金沢はたびたび訪れていて積極的に見物したいところもないし、雨も降っているしという…

福井を東へ北へ走るえちぜん鉄道

(写真1 勝山永平寺線の車窓から九頭竜川とその先に白山の真っ白な頂=小舟渡付近で)観光資源どう生かす えちぜん鉄道には、勝山永平寺線と三国芦原線の二つの路線がある。これらはかつて京福電鉄が福井県下で運営していた路線を継承したもので、えちぜん鉄…

武生と福井を結ぶ福井鉄道福武線

(写真1 福武線福井駅。3線のホームがありちょっとしたターミナル的存在だ)鉄道線と軌道線が連続する路線 このたびの北陸旅行では、随分と鉄道にも乗った。乗りつぶしたといってよいほどだった。 まずは武生と福井を結ぶ福武線。福井鉄道唯一の鉄道路線で…

北陸三都巡りの旅

(写真1 福井城跡。本丸跡に福井県庁のビル)福井から金沢そして富山へ 先週は30日まで4日間にわたり北陸地方を旅行した。福井から金沢そして富山へと巡ったもので、北陸へはこれまでもどこが多いということもなくほぼまんべんなく福井、石川、富山の三…

ユーカリが丘線

(写真1 走行中のユーカリが丘線AGT列車ニュータウンを走るAGT路線 ユーカリが丘線は、千葉県佐倉市にあるAGT(案内軌条式鉄道)路線。新交通システムの一種だが、モノレールとは違う。不動産会社の山万の運営で、同社が開発したニュータウン内を…

東成田線/芝山鉄道線

(写真1 芝山千代田駅ホームから見た成田空港)日本一短い鉄道会社 東成田線は、京成成田駅と東成田駅を結ぶ京成電鉄の鉄道路線。また、芝山鉄道線は、東成田線との共用駅である東成田駅と芝山千代田駅を結ぶ芝山鉄道の鉄道路線で、両線は相互直通運転され…

嵐電でぶらり京都観光

(写真1 嵐山駅で発車を待つ嵐電電車)京都唯一の路面電車 京都を都心から洛西にかけてぶらつくには嵐電(らんでん)が便利だ。 嵐電とは、京福電気鉄道の嵐山線の愛称で、四条大宮を起点に嵐山との間を結ぶ全線7.2キロの嵐山本線と、帷子ノ辻で分岐して…

出雲路を走る一畑電車

(写真1 北松江線と大社線が接続する川跡駅の様子。左から松江しんじ湖温泉行き、出雲大社前行き、電鉄出雲市行きの各線)島根県のローカル私鉄 一畑(いちばた)電車とは、島根県東部の私鉄。北松江線、大社線の二つの路線がある。北松江線は電鉄出雲市と…

出雲大社に詣でる

(写真1 出雲大社拝殿。大きな注連縄が特徴だ)往時を偲ばせる旧大社駅 出雲日御碕灯台を訪ねた際出雲大社に詣でた。 出雲大社は、かつて唯一大社を名乗ることのできた格式の高い神社なそうで、戦後あちこちの神社で大社と名乗ることに現在でも不快感を隠さ…

八甲田丸の車掌車

(写真1 八甲田丸の船内に保存されている車掌車ヨ6798)シリーズ車掌車を訪ねて 青森駅で連絡橋を渡っていると、長いホームの先に並行するように大きな船が見える。かつての青函連絡船八甲田丸で、現在はメモリアルシップとして海上博物館となっている…

福島交通と飯坂温泉

(写真1 右が福島交通飯坂線ホームで、左は阿武隈急行のホーム)奥座敷に向かう小さなローカル私鉄 このたびの津軽海峡旅行では、途中、福島で下車し、福島交通で飯坂温泉を訪ねた。 福島交通は、福島市にある小さなローカル私鉄で、飯坂電車とも呼ばれ、飯…

龍飛崎 鋭く津軽海峡に突き出る

(写真1 龍飛崎の突端から津軽海峡を望む)演歌の似合う岬と灯台 このたびの津軽海峡旅行では、本州側では下北半島大間崎に続いて津軽半島龍飛崎を目指した。この間に、北海道側では函館湾をにらむ葛登支岬灯台を訪ねていたから、津軽海峡を挟んで本州、北…

奥津軽いまべつ駅と津軽二股駅

(写真1 通路から見下ろしたJR北海道北海道新幹線とJR東日本津軽線=左端)JR北海道駅と東日本駅が隣接 北海道の木古内から津軽半島の龍飛崎へ海峡を越えて向かうにはどのようなルートがあるか。 ここには函館-大間のようなフェリーはないから青函トン…

道南いさりび鉄道

(写真1 函館駅で発車を待つ木古内行き列車)旧江差線を死守 道南いさりび鉄道は、五稜郭駅と木古内駅を結ぶ第三セクター鉄道で、全線37.8キロ、駅数は12。ちなみに英文名はSouth Hokkaido Railwayである。 かつてJR北海道江差線だったものが、20…

大畑線をなぞる

(写真1 駅名標も清々しく大畑駅ホーム。前方は大間線へと至る未成線跡) 下北半島横断の路線 大畑線は、かつての国鉄路線で、国鉄合理化で第一次特定地方交通線に指定されたことを受けて1985年に民間の交通事業者である下北交通に転換されたものの結局…

大湊線は本州最北鉄道路線

(写真1 大湊線は陸奥湾に沿ってあくまでも直線に平坦に伸びる絶景路線)駅間距離が非常に長い このたびの津軽海峡旅行では、下北半島をひたすら北上したのだが初めはJR大湊線を利用した。 大湊線は、青い森鉄道と接続する野辺地駅から大湊駅を結ぶ路線で…

活気ある八戸の街

(写真1 八戸線の本八戸駅)青森県にある南部地方 先週末から津軽海峡に来ている。こういう書き方をするとあまりにも漠然とするが、つまり、往路は海峡を船で渡り、帰路は海峡をトンネルくぐり鉄道で戻ろうという算段。実に魅力的な旅程ではないか。 初め、…

富山ライトレール

(写真1 終点岩瀬浜駅に停車中の富山ライトレール列車)LRT時代の幕開け 富山ライトレールとは、富山駅北-岩瀬浜間を結ぶ路面電車。全長7.6キロ。JR西日本の富山港線を継承して2006年に開業した。なお、第三セクターである運営会社名も路線名も…

東急世田谷線漫歩

(写真1 電車が到着し乗降中の三軒茶屋駅。左が乗車側ホーム)東京都内の路面電車 世界的にもライトレールとして復権著しい路面電車だが、東京世田谷線は都電荒川線とともに都内にある路面電車の一つ。東京に路面電車のあること自体がびっくりされるかもし…