ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東武伊勢崎線

(写真1 浅草から全線114.5キロの伊勢崎線の終点伊勢崎駅)両毛地方東武鉄道乗り歩き③ 伊勢崎線(愛称:東武スカイツリーライン)で越谷や草加あたりから都心へ通っている人でも、路線名にはなっていても終点の伊勢崎駅まで行ったことのある人は少ない…

東武小泉線

(写真1 館林駅4番線に停車中の小泉線列車。右は1番線の佐野線列車)両毛地方東武鉄道乗り歩き② 佐野線を起点の館林まで戻って、小泉線に乗り換えた。 小泉線は、二つの路線から構成されている。一つは、館林駅-西小泉駅間を結ぶ12.0キロの路線で、も…

東武佐野線

(写真1 佐野線終点葛生駅)両毛地方東武鉄道乗り歩き① 群馬、栃木両県にまたがる両毛地方に展開する東武鉄道の鉄道路線に乗ってきた。 東武鉄道は、総営業キロ数463.3キロに及び、JRを除き大手私鉄では近鉄に次ぎ第2位。12の路線を東京・埼玉・千葉…

晩春?初夏?

(写真1 小枝に雨の滴が美しい)アジサイ咲く 夜来の雨があがったところを待ってウォーキングに出たら、小枝に雨の滴がいっぱいに付いて輝いていた。まるで真珠の玉が無数に付いているようでもあった。 季節は移ろうが、今は晩春だろうか、初夏だろうか。晩…

本の雑誌編集部編『絶景本棚』

羨ましい書棚 『本の雑誌』に連載された「本棚が見たい!」を単行本化したもの。30数名の作家や評論家、編集者などの書棚がカラー写真で紹介されている。 他人の書棚を見るというのは、のぞき見のような面白さがあり、どのような本を読んでいるのか興味が…

旺玄展

(写真1 会場の様子)外部審査の公募展 旺玄展は絵画の公募展。上野の東京都美術館で開催されている。今年で84回目という大変歴史のある展覧会。 旺玄展は初めて見たのだが、会場を訪れて驚いた。出品者数が415人、展示数は503点にも達している。 …

映画『終わった人』

(写真1 映画のチラシ)定年は生前葬? 定年を迎えた男が、時にシリアスに、時にコミックに描かれている。内館牧子の同名小説の映画化。監督中田秀夫。 田代壮介(舘ひろし)は63歳で定年を迎えた。東大を出て大手都市銀行に入り、順調な出世コースを歩ん…

レイフ・GW・ペーション『許されざる者』

スウェーデンミステリの傑作 国家犯罪捜査局の元長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソンは、外出中、脳塞栓で倒れ、カロリンスカ医科大学病院に搬送され入院していた。 入院中、リハビリに励んでいたところ、主治医のウルリカ・スティエンホルムから意外な話がも…

在京白堊会総会盛大に

(写真1 盛況の会場風景)第50回記念 一昨日19日都内のホテルで行われた。 在京白堊会とは、高校時代の在京の同窓会。本校は岩手県盛岡市にあり、校舎が創立以来4代続けて白だったところからこの名がある。間もなく創立140周年を迎えようかという古…

全国大陶器市

(写真1 にぎわいを見せる会場風景)30もの産地参加 全国大陶器市という催し物が近所の公園の特設会場で開かれている。 おそらく全国を巡回してきているのだろうと思われるが、当地には毎年この時期年1回集まってきている。 常滑、志野、信楽、九谷、備…

講演「池澤夏樹 須賀敦子を語る」

(写真1 講演会の模様)『須賀敦子の本棚』刊行記念 池澤夏樹が須賀敦子を語るトークイベントが昨日16日、池袋コミュニティ・カレッジで開催された。 池澤が監修者として関わっている『須賀敦子の本棚』(全9巻=河出書房新社)の6月刊行開始を記念したも…

プーシキン美術館展

(写真1 展覧会の開かれていた東京都美術館)旅するフランス風景画 上野の東京都美術館で開催されている。 プーシキン美術館はモスクワにある国立の美術館。膨大なコレクションで知られ、今回はフランス風景画に絞っての展示となっていた。 旅する風景画の…

春のバラ園

(写真1 バラ園の様子)例年より早く 近所の公園にあるバラ園が満開となった。このバラ園では春と秋の年2回開園しているが、例年ならば5月下旬になる春の開園が今年は10日ほど早まった。 このバラ園はさほど大きなものではないが、それでも83種160…

圧巻の菅野

(写真1 東京ドームの巨人-中日戦の模様)東京ドーム巨人-中日戦 11日に東京ドームで行われたプロ野球巨人-中日戦を観戦した。東京ドームでの巨人戦観戦はほ1年ぶり。 相変わらずの人気ぶりで、ほぼ満員の盛況だった。主催者が来場者に配った橙色のタオ…

原尞『それまでの明日』

探偵小説の復権 待望の新刊である。14年ぶりだという。デビューから30年になるか、処女作『そして夜は甦る』から『私が殺した少女』『さらば長き眠り』などと好んで読んできた。ただ、いかんせん寡作で、この頃ではもう筆を折ったのかと思っていた。 し…

「システム工学の動向」

(写真1 講演会の模様)溶工振特別講演 溶工振(溶接接合工学振興会)の特別講演会が昨9日都内のホテルで行われ、東京大学大学院の青山和浩教授が「システム工学の動向」と題し講演した。 講演で青山教授は、多様化、複雑化する社会においては大規模なシス…

村を守った「普代水門」

(写真1 海側から見た高さ15.5メートルの巨大な普代水門)先人の信念高さ15.5メートル 漁業が主な産業で人口3千人に満たない岩手県下閉伊郡普代村。陸中海岸の北部に位置している。 その中心、三陸鉄道北リアス線の普代駅から陸中黒埼灯台を目指すと…

陸中黒埼灯台

(写真1 朝日に染まる陸中黒埼灯台の美しいシルエット)日本の灯台50選 陸中黒埼灯台を訪ねた。岩手県下閉伊郡普代村所在。陸中海岸の北東部に位置し、三陸復興国立公園に属し、太平洋に面する。 黒崎へは、宮古から三陸鉄道北リアス線で北上した。4月1…

5月の花

(写真1 紅色が映えるタニウツギの花)新緑に映える花 新緑の中に紅色がハッとするほど美しく、近づくと何とも可憐な花である。どうやらタニウツギというらしい。ウツギは白い花が一般的だし、ウツギには似ていないようだが、ウツギの仲間なのであろうか。…

全面復旧の山田線盛岡-宮古間

(写真1 宮古を出るとしばらくは山田線に並行して閉伊川と国道106号線が寄り添う)カラス列車も今は昔 宮古からはJR山田線で盛岡に出た。 山田線は、盛岡を起点に宮古を経て釜石に至る営業区間157.5キロの長い路線。盛岡-宮古間は山岳路線であり、…

復旧工事急ピッチ山田線宮古-釜石間

(写真1 駅ホームの形を見せ始めた山田線大槌駅)被災地の鉄道 岩手県沿岸部の鉄道には、北から三陸鉄道北リアス線、JR山田線宮古-釜石間、三陸鉄道南リアス線とあっていずれも甚大な被害のあったところだが、このうち南北のリアス線についてはいち早く復…