ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

01-01 汽車旅紀行

若桜鉄道(鳥取県)

(写真1 いかにも終着駅らしい落ち着いた佇まいの若桜駅) ゆったりと豊かな時間 湯村温泉からは浜坂に出て、山陰本線で鳥取に向かった。若桜鉄道に乗るのが目的。 若桜鉄道は、因美線の郡家(こおげ)から若桜を結ぶ第三セクター鉄道。旧国鉄の若桜線で、…

情緒が深い湯村温泉

(写真1 湯村温泉源泉の一つ荒湯) 98度の日本一熱い源泉 余部埼灯台からの帰途は餘部に戻り、山陰本線で二つ目の浜坂に行き、この日は湯村温泉に泊まった。 湯村温泉は但馬の山峡にあり、浜坂駅からは新温泉町の町民バス(全但バスが運行)が出ていた。…

余部橋梁と餘部駅

(写真1 余部の集落をまたいで架かる余部橋梁。右が餘部駅) 新旧の名物橋梁 余部埼灯台からの帰途は餘部(あまるべ)駅から乗った。余部橋梁は山陰本線の鎧駅と餘部駅の間に架かる橋。この橋はこれまで列車で何度も渡っているが、実は餘部駅で乗降するのは…

丹波と丹後にまたがる福知山

(写真1 美しい姿を見せる福知山城天守閣) 鉄道要衝の地 北条鉄道を往復したあとは粟生で加古川線に乗り換え、谷川を経て福知山線で福知山に至り宿を取った。結局、この日乗った鉄道は7線区の多きに上った。 福知山は、京都府の西部、旧国名なら丹波と丹…

ボランティア駅長が活躍する北条鉄道

(写真1 三重塔と並んで建つ法華口駅) 北条鉄道法華口駅で途中下車 北条鉄道には、ステーションマスターという制度があって、ボランティア駅長が各駅でユニークで様々な取り組みが行われている。 例えば、播磨横田駅では10月に着任したばかりの神月絢野…

北条鉄道(兵庫県)

(写真1 粟生駅4番線で発車を待つ北条鉄道列車) 播磨平野を北へ 神戸電鉄粟生線を終点粟生で北条鉄道に乗り継いだ。 北条鉄道の粟生駅は、JR加古川線粟生駅と共用で、立派な駅舎があった。神戸電鉄粟生駅とは大きな違いがあるが、これはある意味当然で…

神戸電鉄粟生線

(写真1 神戸電鉄鈴蘭台駅改札口。3方面への列車が発着している) パーミル会のメンバー路線 神戸電鉄は、有馬線、三田線、公園都市線、粟生(あお)線の合計69.2キロのほか神戸高速線新開地-湊川間0.4キロを含め合計69.6キロを運行する私鉄。 公…

神戸電鉄公園都市線

(写真1 公園都市線列車が発着する三田駅ホーム。左は三田線、右が公園都市線列車) 大規模ニュータウンをつなぐ 先週は4日間にわたり大阪を起点に山陰から山陽にかけて駆け巡っていて、細かく見れば、福知山線、神戸電鉄、北条鉄道、加古川線、再び福知山…

静岡鉄道

(写真1 新清水駅外観) 静岡と清水を結ぶ 現在はすべて静岡市内となったが、細かくいえば葵区の新静岡駅と、旧清水市に当たる清水区の新清水駅を結んでいる。略称静鉄はかつては複数の路線を抱えていたが、現在は一つ静岡清水線というのが路線名称で、この…

岳南電車

(写真1 JR駅に直結している岳南電車吉原駅) 富士の裾野を走る 岳南電車岳南線は、静岡県富士市の吉原駅から岳南江尾駅に至る全線10キロに満たないまことに小さなローカル私鉄路線。 9月23日。東海道線普通電車を吉原で下りると、ホーム富士寄りに…

これも車掌車?

(写真1 清里-野辺山間で目撃したこれは車掌車?) 小海線車窓から目撃 先日、小海線の旅をした際、清里駅を出て野辺山駅との間左窓に車掌車らしきものが目撃できた。 JR最高地点の標柱を撮影しようとカメラを構えていたところ、大きな標柱を過ぎて間もな…

しなの鉄道平原駅のヨ14364

(写真1 平原駅で駅舎として使われている車掌車) シリーズ車掌車を訪ねて 東御市梅野記念絵画館を見学したあと田中駅に戻り、しなの鉄道で軽井沢に向かった。 そうすると、田中から三つ目、小諸の次の平原は駅舎が車掌車ではないか。これはまったく想定し…

上田電鉄で別所温泉へ

(写真1 別所温泉の玄関 上田電鉄別所温泉駅) 信州一の古湯 小海線を終点小諸まで乗り切ったあとは、別所温泉に宿を取った。このあたり、小諸、軽井沢、上田などと魅力的な町が連なっているのだが、やっぱり温泉を選んだのだった。 小諸では、小海線としな…

韮崎中央公園のヨ5000形

(写真1 EF15電気機関車を先頭に無蓋貨車3両に続いて最後尾にヨ5000形車掌車を連結し貨物列車の編成で展示されている) シリーズ車掌車を訪ねて 小海線の旅の途次、小淵沢の手前、中央本線を韮崎で下車し、韮崎市中央公園の車掌車を訪ねた。 韮崎…

清涼を求めて小海線の旅

(写真1 標高JR線最高地点野辺山駅) 八ヶ岳高原線 暑いから出かけるのも億劫ではあるが、しかし、暑くとも汽車には乗りたい。この頃の列車はエアコンが効いているからどこで乗っても同じようなものだが、やはり清涼な路線がいい。北海道まで足を伸ばせば…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 山間の小駅にひっそりと停車中の列車。大分県の夜明(よあけ)駅で日田彦山線列車と久大本線列車が接続を待っている。汽車旅ではこういうつかの間のほっとする時間が貴重だ。2013年3月19日撮影) 8月16日は夏休みのため記事の更新は行いま…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夜も明けぬ早朝の凍てつくホームで行き違い列車を待つ。ホームに降り立つと厳しい寒さが頬を射す。長野県の飯山線戸狩野沢温泉駅で。2013年1月13日撮影) 8月15日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの写真は挨拶状に添付…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夕日が遠ざかる鉄路を鈍く照らす。迫り来る夜のしじまから逃れるように旅路を急ぐ。今宵はいずこの宿となるや。今は廃線となった留萌本線留萌-増毛間で。2013年7月19日撮影) 8月14日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 釧網本線北浜駅。オホーツク海に面した海辺の駅で、ホームからは潮騒が聞こえる。日中停車する列車は日に3本。静寂の駅舎の前に、ツーリングなのかオートバイが1台停まっていた。2006年9月22日撮影) 8月13日は夏休みのため記事の更新は…

御坊の紀州鉄道

(写真1 御坊駅0番線ホームに到着した紀州鉄道列車) 日本一短い鉄道 紀州鉄道の鉄道路線は、御坊駅から西御坊駅に至るわずか2.7キロの区間で、営業距離で日本一短い鉄道会社である。千葉県に2.2キロの芝山鉄道があるが、同鉄道は全列車が京成電鉄との…

にぎわいの和歌山電鐵貴志川線

(写真1 列車に乗ることが楽しくなる貴志川線の車内) たま駅長は二代目に 南海電鉄の小路線3線を和歌山市駅を中心に乗り歩いたあとは和歌山駅に移動した。 和歌山市-和歌山間はJRの路線で、和歌山市駅は亀山駅を起点とする紀勢本線の終点駅である。和歌…

南海加太線

(写真1 さかな線の愛称もある加太線の車内。つり革もさかなの形) 愛称は〝さかな線〟 和歌山港線から帰ってきて加太(かだ)線に乗り継いだ。加太線は紀ノ川駅と加太駅間が線区だが、すべての列車は和歌山市駅発着となっている。沿線には新日鐵住金和歌山…

南海和歌山港線

(写真1 和歌山港駅の南海フェリー連絡通路) 南海フェリー四国航路連絡線 多奈川線を往復したあとはいったん和歌山市駅まで出た。途中には加太線があるのだが、ダイヤの都合で和歌山港線に先に乗ることにした。このあたりは工夫のいるところで、旅程を組む…

南海多奈川線

(写真1 多奈川線の終点多奈川駅) 全線2.4キロ4駅の小さな路線 このたびの紀伊半島一周の旅では、岬と灯台巡りを楽しんだほか、大阪からは南海電車、和歌山からは紀勢本線に乗り、途中下車を繰り返しながら沿線の小路線を一つずつ乗りつぶしていった。…

東武桐生線

(写真1 赤城駅4番線桐生線ホームで発車を待つ特急りょうもう号浅草行き列車。左隣は上毛電鉄線ホーム)両毛地方東武鉄道乗り歩き④ 伊勢崎線で終点伊勢崎に着いたあと、桐生線に回ろうとするといったん太田まで戻らなくてはならない。桐生線は、太田駅を起…

東武伊勢崎線

(写真1 浅草から全線114.5キロの伊勢崎線の終点伊勢崎駅)両毛地方東武鉄道乗り歩き③ 伊勢崎線(愛称:東武スカイツリーライン)で越谷や草加あたりから都心へ通っている人でも、路線名にはなっていても終点の伊勢崎駅まで行ったことのある人は少ない…

東武小泉線

(写真1 館林駅4番線に停車中の小泉線列車。右は1番線の佐野線列車)両毛地方東武鉄道乗り歩き② 佐野線を起点の館林まで戻って、小泉線に乗り換えた。 小泉線は、二つの路線から構成されている。一つは、館林駅-西小泉駅間を結ぶ12.0キロの路線で、も…

東武佐野線

(写真1 佐野線終点葛生駅)両毛地方東武鉄道乗り歩き① 群馬、栃木両県にまたがる両毛地方に展開する東武鉄道の鉄道路線に乗ってきた。 東武鉄道は、総営業キロ数463.3キロに及び、JRを除き大手私鉄では近鉄に次ぎ第2位。12の路線を東京・埼玉・千葉…

全面復旧の山田線盛岡-宮古間

(写真1 宮古を出るとしばらくは山田線に並行して閉伊川と国道106号線が寄り添う)カラス列車も今は昔 宮古からはJR山田線で盛岡に出た。 山田線は、盛岡を起点に宮古を経て釜石に至る営業区間157.5キロの長い路線。盛岡-宮古間は山岳路線であり、…

フィラデルフィア散策

(写真1 フィラデルフィアの中央駅30丁目駅)美しい古都 ニューヨーク滞在中の一日、少し足を伸ばしてフィラデルフィアを訪ねた。私は滞在中に近隣の都市へ、ある種のエクスカーションをするのが好きで、これまでもニューヨークからワシントンへ日帰りの…