ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

02-03 灯台のある風景

雄大な越前岬灯台

(写真1 越前岬灯台全景)大きなこぶが日本海に張り出した岬 立石岬からの帰途は、越前岬へ向かった。敦賀半島を南下していったん湾奥の敦賀港まで戻り、敦賀湾を回り込むように北上した。途中、敦賀半島が対岸に見えたが、立石岬灯台ははっきりとは視認で…

敦賀半島最北端の立石岬灯台

(写真1 敦賀半島最北端に建つ立石岬灯台)若狭湾西側に突き出た半島 このたびの北陸旅行では、まず初めに立石岬を訪ねた。 立石岬は、福井県敦賀市所在。大きくは若狭湾の西側に小さく突き出た敦賀半島にあり、その突端で立石岬灯台が敦賀湾を守っている。…

フリーマガジン『灯台どうだい?』

(写真1 『灯台どうだい?』直近6号分)灯台マニアの崖っぷちマガジン フリーマガジンである。フリーマガジンといえば、フリーペーパーも含め広告料収入でまかない無料配布しているものが大半だが、このマガジンの特徴は広告を一切取らず無料配布を貫いて…

不動まゆう『灯台はそそる』

灯台に寄せるほとばしる愛情 著者は灯台女子であり灯台マニアだと自ら名乗っているが、いやはや灯台に寄せるほとばしるほどの愛情が素晴らしい。灯台に関する知識も深くて、ちょっと古い表現になるがまるで灯台博士だ。 内容的には、灯台マニア養成講座であ…

境線で行く地蔵崎と美保関灯台

(写真1 美保関灯台。手前の建物が現在はビュッフェになっているかつての吏員退息所)島根半島 岬と灯台巡り② 島根半島の西端にある出雲日御碕灯台を見学した翌日は半島東端に位置する地蔵崎の美保関灯台を訪ねた。 岬への起点は米子駅。山陰本線の主要駅で…

日本一背の高い出雲日御碕灯台

(写真1 すらりと日本一背の高い白亜の出雲日御碕灯台)島根半島 岬と灯台巡り① 先週は出雲に旅行した。島根半島の岬と灯台巡りが楽しみ。 島根半島とは、日本海に面し東西に長く横たわる半島で、南側は宍道湖であり中海である。東西に65キロ、南北はとこ…

東京湾の玄関観音崎灯台

(写真1 東京湾を照らす観音埼灯台)三浦半島 岬と灯台巡り② 剱埼灯台に続いて観音埼灯台を訪ねた。 京浜急行を三浦海岸駅から堀ノ内駅まで戻り、乗り換えて浦賀駅で降り立った。なお、品川方面から来て堀ノ内-浦賀間はわずかに3.2キロ、間に二駅があるだ…

浦賀水道の入口剱埼灯台

(写真1 三浦半島の東南端に立つ剱埼灯台)三浦半島 岬と灯台巡り 先日のこと、三浦半島の岬と灯台巡りを楽しんだ。何度も行っているしわざわざ出かけるほどの距離でもないが久しぶりではあった。 三浦半島は東を東京湾、西を相模湾に面し、東京から電車で…

龍飛崎 鋭く津軽海峡に突き出る

(写真1 龍飛崎の突端から津軽海峡を望む)演歌の似合う岬と灯台 このたびの津軽海峡旅行では、本州側では下北半島大間崎に続いて津軽半島龍飛崎を目指した。この間に、北海道側では函館湾をにらむ葛登支岬灯台を訪ねていたから、津軽海峡を挟んで本州、北…

本州最北端下北半島大間崎

(写真1 大間崎の沖合600メートルの小島弁天島に建つ大間埼灯台)本州-北海道最短距離 田名部にあるむつバスターミナルから下北交通バスで下北半島を北上していくと約1時間30分で目指す大間崎に到着した。9月3日。 バスを降りると、土産物屋などが…

葛登支岬灯台をついに踏破

(写真1 灯火を灯し始めたばかりの葛登支岬灯台)函館湾の入口を照らす 函館で大間からのフェリーを下りてちょっと強行軍だったがその足で葛登支岬へ向かった。函館のフェリーターミナルは幸い五稜郭駅が最寄り駅で、フェリーが遅れたこともあって函館駅ま…

津軽海峡を渡る

(写真1 大間フェリーターミナルで出港準備中の津軽海峡フェリー大函丸)大間~函館をフェリーで 前夜泊まった八戸から大湊線、下北交通バスなどを利用して下北半島をひたすら北上、大間からフェリーに乗り津軽海峡を渡った。 かつては津軽海峡はそれこそ渡…

霧多布岬は今日も霧

(写真1 今日も霧が立ちこめた霧多布岬)深い情感の岬 道東の岬めぐり。納沙布岬からは花咲岬を訪ねた。ところが、いくら探しても灯台が見当たらない。カーナビにも出てこない。かつて一度訪れたことがあったのだが、情けないことに道順を忘れてしまったら…

納沙布岬霧にむせぶ

(写真1 霧にむせぶような納沙布岬灯台)日本最東端の岬 岬好きにとって難敵は、雨でも風でもなく雪でもない。それは霧で、それも薄くかかる分には幻想的でさえあって風情があるのだが、深い霧になってしまうとすべてを閉ざしてしまってはなはだ困る。何日…

知床岬へついに

(写真1 知床岬の突端。平坦な台地上になっており、後背の高台に灯台がのぞいている)海路訪ねる ついに知床岬をこの目で見た。船上から眺めただけだが圧倒的感動だった。岬好きとしてはどうしても訪ねたい岬なのである。 踏破したとはいかないところがやや…

銚子電鉄で行く犬吠埼灯台

(写真1 波浪が岩礁に砕け散る犬吠埼灯台。南側から見た風景)魅力満点第一等の灯台 犬吠埼-何と詩的な響きであろうか。 犬吠埼には銚子電鉄で向かった。6月5日。銚子駅から18分、犬吠駅下車。しゃれた駅舎。銚子電鉄の名物ぬれ煎餅のほのかな香りが漂…

土橋章宏『文明開化 灯台一直線』

灯台の父ブラントンの足跡 物語の主人公はリチャード・ブラントン。明治初期に灯台建設にあたった英国人技師である。ブラントンが日本で建設した灯台はその数26とされ、今日では「日本の灯台の父」と尊称されている。日本が高給をもって招聘した初めてのお…

旅情誘う足摺岬

(写真1 台風に直撃され激浪に洗われる足摺岬)岬と灯台のある風景 選 数多い日本の岬の中でも旅情の強い足摺岬。言葉の響きからしてロマンティックだ。 高知県南西部土佐清水市にあり、四国最南端に位置する。土佐くろしお鉄道中村駅からバスで約1時間4…

早春の塩屋崎へ

(写真1 岬の北側、薄磯海岸から見た塩屋埼灯台)東日本大震災で被災した灯台 塩屋崎を訪ねた。東日本大震災からちょうど6年。塩屋埼灯台は大型灯台としては唯一であろう被災し一時灯りが消えた灯台である。 岬は福島県の南部、いわき市にある。3月9日。…

日本最西端の岬与那国島西崎

(写真1 与那国島西崎に建つ西埼灯台)岬と灯台のある風景 選 与那国島には、前夜泊まった波照間島からいったん石垣島に戻り、飛行機を乗り継いで向かった。八重山列島は石垣島が中心となっている。 与那国島は周囲27.5キロと波照間島に比べはるかに大き…

断崖に建ち太平洋を照らす御前埼灯台

(写真1 朝日が昇り始めた御前埼灯台)岬と灯台のある風景 選 地図を眺めていてここには灯台が必要だろうなと誰しもが思うのが御前埼灯台だろう。駿河湾と遠州灘を分かつように太平洋に鋭く突き出ている御前崎の突端に建っている。 急峻な断崖の上にあり、…

四角形が珍しくも美しい安乗埼灯台

(写真1 安乗崎の突端に建つ方形の真っ白な安乗埼灯台)岬と灯台のある風景 選 志摩半島的矢湾入口を遮るように伸びている安乗崎(あのりざき)の突端に建つ白堊の安乗埼灯台。灯塔は四角形をしており美しくも非常に珍しい。 周囲は伊勢志摩国立公園となっ…

残波岬(中頭郡読谷村)

(写真1=東シナ海に面し岬の突端に建つ残波岬灯台)延々と続く雄大な景観 沖縄本島ぐるり岬めぐり。 南端の喜屋武岬からは次に最西端にある残波岬へ向かった。 途中、摩文仁の丘にある平和祈念公園に寄った。ここで、おびただしいほどの戦没者名が刻まれた…

喜屋武岬(糸満市)

(写真1=喜屋武岬に建つ喜屋武埼灯台)沖縄本島南端 沖縄本島ぐるり岬めぐり。 初めに訪れたのが喜屋武岬。那覇空港に着いたその足でレンタカーで向かった。 北東から南西へと細長く横たわるようにある沖縄本島にあって空港は西端に近く、南端に位置する岬…

さらば増毛駅

(写真1 2003年7月17日旧国鉄全線完乗達成の日増毛駅で妻と)やみがたい愛惜の念 留萌本線の留萌駅-増毛駅間が昨日12月4日をもって廃止となった。もはや増毛駅に列車が到着することはなくなった。近年鉄道の休止、廃線は相次いでいるが、このた…

利尻島ペシ岬と鴛泊灯台

(写真1 利尻島のペシ岬と鴛泊灯台。奥に見える島影は礼文島)日本の岬と灯台 選 礼文島から船で向かうと鴛泊(おしどまり)港の入口に突き出てある。利尻富士町所在。独特の形状をした魅力ある風景となっている。利尻山を中心に円錐形のような形をした島の…

ノシャップ岬と稚内灯台

(写真1 海上から望見したノシャップ岬と稚内灯台)日本の岬と灯台 選 ノシャップ岬と稚内灯台である。北海道稚内市。2009年10月13日、礼文島に向かう船上から見た。 灯台の高さは地上から灯台頂部までが約43メートル、水面から灯火までが約42…

暑中お見舞い申し上げます

(写真1=行き止まりの終着駅の情緒が漂う留萌本線増毛駅と背後の木立の中に白い増毛灯台。駅と灯台が一つのショットに収まっている珍しい風景)留萌本線増毛駅と増毛灯台 8月12日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの写真は挨拶状に添…

伊王島灯台(長崎市)

(写真1=長崎港入港を照らす伊王島灯台) 西洋の佇まいを見せる長崎港への玄関灯 野母崎からの帰途、伊王島に寄った。 伊王島は、長崎から南西に鋭く突き出た長崎半島の中程あたり、長崎港への入港を塞ぐように細く鋭く突き出た先端にあたる。このあたり、…

樺島灯台と野母崎(長崎市)

(写真1=樺島灯台から見た野母埼。本土最西端である) 本土最西端は長崎港への玄関口 九州を鉄道で巡る岬への旅。3日目に宮崎から吉都線、肥薩線、鹿児島本線、長崎本線と乗り継いで長崎に到着した。途中、寄り道をしたからでもあるが、大半が鈍行ばかり…