ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

名古屋市営地下鉄全線に乗る!①

全国全鉄道全路線全二周への旅

f:id:shashosha70:20211020165840j:plain

(写真1 名古屋市営地下鉄路線図=名古屋市交通局ホームページから引用)

6路線93.3キロ

 名古屋はさすがに大都会だ。地下鉄が6路線もあるし、特に都心部においては各路線が緊密にクロスしている。環状線もあり、全国の地下鉄路線網で環状線があるのは名古屋だけである。
 この名古屋の地下鉄網を1日で一気に乗りつぶそうと思うが、果たして乗り切れるか。

f:id:shashosha70:20211020165936j:plain

(写真2 桜通線の起点中村区役所駅地上外観)

 桜通線(中村区役所-徳重19.1キロ) まず名古屋から一駅だけ乗って桜通線の起点中村区役所へ。名古屋駅はJR線初め名鉄や近鉄、あおなみ線に地下鉄各線が乗り入れる大ターミナル。
 ひとまず起点の中村区役所からスタート。9時22分。路線は東海道線を直角にくぐっているはず。名古屋の西側は河川が多く開けるのがちょっと遅かったのかも知れない。お城は東側にある。
 それにしても名古屋の東西南北はちょっとまごつく。東京から大阪に向かって来ると、名古屋駅は東西に東海道線が伸びているように思うが、実際には、名古屋駅は南北に線路が伸びているのである。
 中村区役所を出ると桜通線は東に向かい名古屋駅を経て丸の内で鶴舞線、久屋大通で名城線と交差し、今池で東山線と交わりほぼ直角に右折し、南に進路を取る。御器所で再び鶴舞線とクロスし、新瑞橋で名城線と交わる。都心部では地下鉄路線が緊密に展開しているのが知れる。
 やがて野並。桜通線は路線番号が6号線となっているように路線網の中では後発で、1989年の開業。その後、ここ野並から2011年に現在の終点徳重まで延伸された。10時12分着。

f:id:shashosha70:20211020170021j:plain

(写真3 徳重駅地上外観)

 徳重駅は、緑区所在。地上に出るとバスプールがあり、ニュータウンの様相で、地図で見ると、鳴海カントリークラブが近いようだ。1番線が降車専用で、乗車は2番線から。

f:id:shashosha70:20211020170113j:plain

(写真4 新瑞橋名城線ホーム)

 名城線(環状線=金山-栄-大曽根-八事-新瑞橋-金山26.4キロ) 徳重からしばらくそのまま折り返し、新瑞橋で名城線に乗り換え。名城線は環状線で、左回り右回りと呼ばれている。1番線が左回りで、いわゆる内回り。本山方面行き。10時47分発車。
 八事で鶴舞線とクロスし、名古屋大学を経て本山で東山線、砂田橋でユトリートライン、大曽根でJR線、名鉄線と交差し続いて平安橋。

f:id:shashosha70:20211020170200j:plain

(写真5 上飯田線で直通する名鉄車両)

 上飯田線(上飯田-平安通0.8キロ) ここでいったん上飯田線に乗り換え。11時28分発。わずか2分一駅で上飯田着。0.8キロしかなく、地下鉄線としては日本で最も短い路線。すべての列車は名鉄小牧線に直通運転されており、乗った列車は犬山行きだった。4両編成で、どうやら名鉄の車両のようでクロスシートとロングシートの配置。地下鉄ではめったに見られない珍しい座席配置。
 11時30分到着。ここで昼食休憩をして折り返した。

f:id:shashosha70:20211020170243j:plain

(写真6 上飯田線上飯田駅地上外観)

 平安通から再び名城線に乗り継ぎ。途中、名城公園を通ったが、〝名古屋城へは市役所で下車〟との案内。なるほどこの案内は適切だ。知らなければ名城公園で降りてしまう。ついでに、県庁も最寄り駅はここのはず。やがて栄。名古屋きっての繁華街である。そのまま乗り通し金山。

f:id:shashosha70:20211020170335j:plain

(写真7 名港線名古屋港駅地上外観)

 名港線(金山-名古屋港6.0キロ) ここで名港線に乗り継ぎ。12時30分の発車。名城線からの直通列車だった。終点は名古屋港。12時43分着。すぐ近くに水族館があり、この日も大勢の幼稚園の子どもたちが見学に訪れていた。また、すぐそばには海上保安庁の庁舎があった。
 ここもすぐに折り返し金山で再び名城線に乗り継ぎ。新瑞橋に至って名城線は一周。

f:id:shashosha70:20211020170424j:plain

(写真8 名城線車内に掲示されている名城線路線図。進行方向が明示されていて便利)

(この項 明日10月24日に続く)