ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

純展

(写真1 戸田泰生氏「街の幻影」=会場で撮影した) ストーリーと時間を感じさせる 東京都美術館で開催されている。純展とは絵画の公募展で、今年が46回目という伝統のあるもの。会員には関東地方在住者が多いようで、今回は200人もの作品が出品されて…

関東鉄道竜ヶ崎線

(写真1 佐貫駅で発車を待つ竜ヶ崎線列車)全線4.5キロ駅数3 竜ヶ崎線は、関東鉄道(関鉄)が経営する鉄道路線の一つ。佐貫駅から竜ヶ崎駅まで全線わずか4.5キロ、駅数は起終点含めて3駅というまことにミニローカル線である。全駅が、茨城県の南東部…

長戸路児童公園の東武鉄道車両

(写真1 連結されて展示してあるED5020とヨ126)シリーズ車掌車を訪ねて 埼玉県北葛飾郡杉戸町高野台東一丁目所在。最寄り駅は東武鉄道日光線杉戸高野台駅。春日部から4駅目、西口すぐ。児童公園になっていて、この日も近所の保育園の子どもたちが…

世田谷公園の鉄道車輌展示

(写真1 世田谷公園に連結して展示してあるD51形蒸気機関車とヨ5000形車掌車)シリーズ車掌車を訪ねて 世田谷公園は世田谷区池尻一丁目所在の区立公園。最寄り駅は田園都市線池尻大橋駅だが、歩くと20分近くもかかり、渋谷駅からのバスが便利。東…

流鉄流山線

(写真1 JR駅側から俯瞰した流鉄馬橋駅ホームとオレンジ色の流山線電車。すぐ右隣を通過中は常磐線快速電車)心温まる「市民鉄道」 流鉄とは、旧社名を流山電鉄あるいは総武流山電鉄と称していた鉄道会社。地元の人たちの通称をそのまま社名にしたものら…

ホキ美術館

(写真1 ホキ美術館外観。回廊式ギャラリーをつなぐために独特の形状が面白い) 写実絵画の一大コレクション 外房線の土気駅からあすみが丘という新しく開発された広大な住宅地を歩いて行く。徒歩20分ほど。バス便もある。昭和の森公園に隣接している。 開…

三浦英之『五色の虹』

満州建国大学卒業生たちの戦後 建国大学とは、戦時中、日本の国策により満州国に設立された最高学府で、満州国首都新京にあった。満州国とは、現在の中国東北部を版図に日本が建国した傀儡国家。 1938年の開学で、入学生は9期までを数えたが、1945…

昭和の杜博物館

(写真1 昭和の杜博物館に展示されている車掌車ヨ13712車両)車掌車ヨ13712車両 千葉県松戸市にある。足の便は必ずしもよくはないが、北総鉄道北総線秋山駅あるいは武蔵野線・北総線東松戸駅から徒歩15分ほどか。なお、千葉市にある昭和の森公園…

村田沙耶香『コンビニ人間』

今期の芥川賞受賞作 コンビニエンスストアの表情とそこで働く主人公の内面が詳細に描かれている。とにかくディテールがすごい。 コンビニで大事なのは挨拶。いらっしゃいませ、おはようございます、ありがとうございましたと明るく大きな声で。 次に商品の構…