ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エイジングビーフとハンバーガー

(写真1 エイジングビーフのステーキ)ニューヨークの食 ニューヨークの食に対する評価は必ずしも芳しくないが、果たしてどうだろうか。人種のるつぼといわれるように様々な人々が暮らしているから食も多種多様なことは確か。 そういう中でこれはニューヨー…

アメリカ美術のホイットニー美術館

(写真1 エドワード・ホッパー「早朝の日曜日」)ハイライン南端に新築移転 鉄道廃線跡を公園化したハイラインの南端出入口の直ぐそばにある。ワシントン・ストリートとガンズヴォート・ストリートの角である。地下鉄は14thSt.駅だが、道順にちょっとまごつ…

NYの新名所ハイライン

(写真1 高架鉄道跡地を公園化したハイライン)貨物専用線の廃線跡を公園化 ニューヨーク(NY)で新名所となっているのがハイライン(High Line)と呼ばれる公園。 かつてウエストサイド線と呼ばれていた貨物専用線は廃線となったまま長らく放置されてい…

3年ぶりのニューヨーク

(写真1 都心部では工事中の高層ビルが数多く見られ、まるで建築ラッシュの様相だった)ニューヨークの表情 結局、ニューヨークには17日から7日間滞在した。日付変更線をまたぎ機中泊も含めれば24日に帰国したから7泊8日の長い旅となった。 ニューヨ…

大雪のニューヨーク

(写真1 大雪に見舞われた21日のニューヨーク)帰国便が欠航 先週はニューヨークに旅行した。 計画では、21日にニューヨークを発って22日に帰国している予定だったが、21日の帰国便が大雪のため欠航となってしまい、結局、2日間足止めされて24日…

畑村洋太郎『技術の街道をゆく』

技術者への提言 著者は東京大学名誉教授。「失敗学」の提唱者として知られる。失敗に学び、同じ過ちを起こさないようにするということだが、境界領域の広い学問で、原因究明をしっかりと行うことはもちろん、得られた知識を社会に広めていくことが肝要だと提…

コーヒーを淹れる

(写真1 我が家のコーヒー道具セット) コーヒーは好き。 ただし、うんちくがあるわけでもないし、格別のこだわりを持っているわけでもない。 それでも、毎日欠かさず飲む朝食後のコーヒーは自分で淹れる。淹れ方と豆あるいは粉はその日の気分次第。 大概の…

東急全線に乗る

(写真1 東急渋谷駅地下5階の3番線4番線ホーム。右の車両には東横線90周年の表示)人気路線広がる 旅が好きで鉄道も好きだから随分とあちこちで鉄道に乗っているが、少ないのが足もとの鉄道。もちろん一度は全部を乗っているし、たびたび乗っている路…

みやこうせい『MY MARAMUREŞ』

マラムレシュ写真集 ルーマニアで出版されたみやこうせい写真集である。〝私のマラムレシュ〟とタイトルが付されている。 みやさんは、エッセイスト・フォトアーティスト。1937年生まれ、岩手県盛岡市出身。ルーマニア文化功労章受賞。 マラムレシュとは…

ヒレカツの蓬莱屋

(写真1 蓬莱屋外観)とんかつ仲間 とんかつ好きの仲間で年に二、三回食べ歩いている。 今回は御徒町の蓬莱屋。台東区上野三丁目所在。御徒町駅南口徒歩1分。松坂屋の裏手あたり。 なかなかの老舗で、東京で初めてヒレカツを出した店と言われている。 暖簾…

テレホンカード

(写真1 手元にあるテレホンカード)緊急時に重宝 携帯電話の普及でこの頃ではすっかり使用することも見かけることもなくなったテレホンカード。公衆電話自体が少なくなったから当然といえば当然で、子どもたちにはもはやテレホンカードそのものを知らない…

いよいよ春だ

(写真1 近所の公園で咲いていた椿寒桜)早春の花 三寒四温ではあるが確実に暖かくなってきていて、近所の公園ではついに早咲きの桜が咲いていた。 椿寒桜という品種で、桜の園芸品種だということである。上海から持ち込まれ、原木は愛媛県松山市にあるとい…

独特の風情漂う城崎温泉

(写真1 城崎温泉を象徴する大谿川沿いの景観)海内第一泉 このたびの丹後半島周遊では、宿は城崎温泉に取った。兵庫県豊岡市にあり丹後半島からははずれるのだが、豊岡から山陰本線でわずかに二つ目。 城崎温泉駅に降り立つと、土産物屋が並んでいる駅通り…

天橋立を眺望

(写真1 傘松公園から眺めた天橋立)日本三景の一つ 経ヶ岬からの帰途は、天橋立に寄った。丹海バスで経ヶ岬から天橋立駅に向かうと、少し手前に天橋立ケーブル下という停留所があった。最寄りの停留所である。 (写真2 傘松ケーブル) 通称傘松ケーブルと…

丹後半島最北端経ヶ岬灯台

(写真1 展望台から遠望した経ヶ岬灯台)白堊の第1等大型灯台 このたびの丹後半島の旅では、丹後半島最北端の経ヶ岬を踏破した。京丹後市所在。旧町名なら丹後町である。もとより京都府すなわち近畿地方の北端に位置する。 経ヶ岬へは丹海バスに半島を海沿…

丹海バスで巡る奥丹後

(写真1 激浪が襲う間人の海岸)念願の間人に寄る 丹後半島周遊。前日は京都丹後鉄道(丹鉄)で半島の付け根を横断した。翌日は、丹海バス(丹後海陸交通)に乗って丹後半島の外周を日本海沿いにひたすら走った。 3月2日。スタートは、宮津線の網野駅。丹海…

京都丹後鉄道全線に乗る

(写真1 丹鉄の中心宮津駅)丹後半島を周遊 先週は丹後半島を周遊した。 丹後半島は、日本海にこぶのように突き出た半島で、近畿地方の北端に位置し、半島の全体が京都府に含まれる。この半島を鉄道で横断し、バスで海岸沿いをぐるっと外周した。 まずは鉄…

池澤夏樹『のりものづくし』

市電で行けるところまで行く流儀 いやはや書名そのものである。旅好きのこと、乗り物も好きだろうなとは想像はついていたが、およそあらゆる乗り物に乗っている。本書はその体験に基づいて書いたエッセイ集。 鉄道や自動車はもとより、エレベーター、フェリ…

馬場道『photo essay 撮り歩き』

(写真1 私家版『photo essay 撮り歩き』 市井の観察 なかなかいい思いつきなのではないか。傘寿を控えてカメラを持って市井を観察して歩く。面白いもの、ふと気になることを見つけては写真に撮りエッセイにする。それをこつこつ貯めていっては100本とな…