ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

吉都線と肥薩線

(写真1=日本三大車窓の一つ肥薩線のハイライト) 絶景車窓が続くえびの高原線 九州を鉄道で巡る岬への旅。2日目に大分県の二つの岬を訪ねた後、その日は宮崎に泊まり、さらに翌日は吉都線、肥薩線、鹿児島本線、長崎本線と乗り継いで長崎へと向かった。…

九州最東端鶴御崎(大分県佐伯市)

(写真1=200メートルもの断崖絶壁の上に建つ鶴御埼灯台) 豊後水道を望む要衝の岬 九州を鉄道で巡る岬への旅2日目の続き。初めの佐賀関半島関埼灯台からはそのまま続けて鶴御崎を訪れた。 7月23日。関崎から向かうと、臼杵湾、津久見湾、佐伯湾と跨…

関崎と関埼灯台(大分市佐賀関半島突端)

(写真1=岬の中腹にある展望台から見た関埼灯台と豊予海峡) 豊予海峡を望む絶景の岬 九州を鉄道で巡る岬への旅2日目は、大分県にある二つの岬を巡った。 7月23日、まずは関崎へ。佐賀関半島の突端に位置し、所在は大分市にあたる。由来はわからないが…

部埼灯台(北九州市企救半島突端)

(写真1=周防灘に面し多数の船舶が往来する関門海峡に臨む部崎灯台) 関門海峡の東側入口を照らす 昨日まで4日間にわたって九州を旅行した。期間中、博多、小倉、大分、宮崎、都城、人吉、八代、鳥栖、長崎とほぼ九州を一周し、鉄道による岬への旅を楽し…

岩手県立美術館(盛岡市)

(写真1=岩手県立美術館グランドギャラリーの空間) 魅力の松本竣介・舟越保武コレクション 岩手県盛岡市所在。盛岡駅からは市街中心とは反対の西側にある。バスで10分弱ほど。なかなかしゃれた建物で、とくに2階分が吹き抜けになっているグランドギャラ…

牡鹿半島の突端黒崎と陸前黒埼灯台

(写真1=牡鹿半島の突端に建つ陸前黒埼灯台) 半島が一望にできる御番所展望棟 牡鹿半島は、宮城県の石巻の東、女川からは南に伸びる半島で、太平洋に鋭く突き出ている。三陸リアス式海岸の南端に当たり、周辺には島嶼が多く、牡鹿諸島とも呼ばれる。その…

女川へ

(写真1=復興を象徴するように小洒落た商店街が並ぶ女川駅前) 仙石線と石巻線 このたびの岩手・宮城沿岸部の旅では、宮古からはそれぞれに所要があって盛岡と松島に泊まった後は、仙石線と石巻線を乗り継いで女川へ向かった。 仙石線高城町駅。松島温泉の…

山田線と北リアス線

(写真1=橋桁が架けられた山田線閉伊川鉄橋) 被災鉄道の今 山田線(盛岡-釜石間)のうち、沿岸部を走る宮古-釜石間55.4キロは津波被害が大きく、宮古駅に近い閉伊川鉄橋が崩落したほか、沿線の大半で線路が流出し、陸中山田、織笠、大槌、鵜住居では駅…

本州最東端魹ヶ崎

(写真1=本州最東端に立つ魹ヶ埼灯台) 日本で最も美しい灯台 釜石線を終着駅釜石で下車。乗り継ぐべき山田線が不通のままのためレンタカーで魹ヶ崎を目指した。釜石側からはバス便もないのである。 魹ヶ崎は、岩手県宮古市にある本州最東端の岬。重茂半島…

釜石線 賢治と民話豊かなライン

(写真1=美しい緑が連なる釜石線沿線風景。並走する国道283号線と猿ヶ石川) イーハトーヴの世界 先週末から4日間にわたって岩手県と宮城県の沿岸部を旅行した。重茂半島と牡鹿半島を訪ねるのが楽しみ。併せて被災鉄道の復興状況も知りたい。 まずはJ…

あこがれの車掌車

(写真1=真岡鐵道真岡駅に併設された鉄道博物館SLキューロク館に展示されている車掌車ヨ8000形) 究極の移動する書斎 車掌車とは、貨物列車の最後尾に連結されている車掌が乗務するための業務用車両のこと。なお、貨物は積載しないこととなっていて…

岬と鉄道ぶらり旅

(写真1 日本海に臨む秋田県男鹿半島の突端入道崎) 留萌本線増毛駅 岬が好きでよく訪ね歩いてきた。日本全図程度の大きなスケールの地図に載っているような岬はほとんど踏破したと思う。 ともかく、一般人が自由に到達できるという意味で、最北端宗谷岬(…