ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大江健三郎『政治少年死す』

『セヴンティーン』第二部 『セヴンティーン』は1961年「文学界」1月号に発表され、続いて2月号に『政治少年死す』(セヴンティーン第二部)が発表された。大江健三郎26歳の頃で、大江はすでに23歳で芥川賞を受賞し、旺盛な執筆活動を行っていて最…

仙台市地下鉄

(写真1 広瀬川橋梁を渡る東西線電車) 南北線と東西線 三陸からの帰途、仙台で途中下車し、仙台市地下鉄に乗った。 二つの路線があり、その名の通り南北に貫く南北線と、東西に走る東西線。二つの路線はJR仙台駅に直結する仙台で直角に交差している。路…

JR八戸線

(写真1 鮫駅を過ぎると右窓丘の上に見える鮫角灯台) 三陸縦貫鉄道構成路線 三陸鉄道リアス線を久慈から乗るためには八戸線で向かう必要がある。 八戸線は、八戸から久慈を結ぶ全線64.9キロの路線。青森県から岩手県にまたがり三陸海岸北部に位置し、仙…

定点観測地点田老へ

(写真1 2019年3月26日震災8年目の田老) 8年目の被災地を訪ねて③ 宮古からはさらに北上を続け田老を目指した。宮古-田老間は、鉄道なら路線距離12.7キロ、約19分、自動車でも約20分のところである。現在は宮古市に編入されている。 (写真…

復旧した旧山田線と沿線

(写真1 復旧した第34閉伊川鉄橋を渡るリアス線列車) 8年目の被災地を訪ねて② 陸前高田から被災地を北上してきて、釜石から宮古までは三陸鉄道に移管された旧山田線沿線。 復旧までに8年を要したが、開通してみれば、鉄道の復活は沿線住民が熱望したも…

8年目の被災地を訪ねて①

(写真1 陸前高田で14メートルもかさ上げされた台地) 陸前高田から釜石へ 岩手県の三陸沿岸が北から南まで鉄路でつながった三陸鉄道リアス線163.0キロを通常営業2日目の3月25日に久慈から盛まで一本で乗り通したが、翌26日には、レンタカーで…

BRTで陸前高田へ

(写真1 盛駅を発車したBRT=右。左はリアス線車庫) 専用道率向上が課題 久慈から盛まで三陸鉄道リアス線163.0キロを一直線に乗り通したあとは、引き続き盛からは大船渡線に乗り継いで陸前高田に向かった。 大船渡線は、盛から一関を結ぶ路線だが、…

三セク最長久慈-盛間163キロ

(写真1 久慈駅で購入した久慈発盛行ききっぷ。戻ることはできないが片道で途中下車が可能なきっぷである。3,710円) 三陸鉄道リアス線全線乗り通す③ 釜石を出ると旧南リアス線区間となる。乗客の多くは釜石で下車してしまいやや空いた。 この区間は海沿い…

8年ぶり悲願の復旧宮古-釜石間

(写真1 第34閉伊川鉄橋にさしかかった列車。崩落した鉄橋が復活した) 三陸鉄道リアス線全線乗り通す② 宮古では15分の停車。10時00分の発車。1番線。かつてはJRが使用していた改札口に面したホーム。三陸鉄道(三鉄)の使用に移行したもののよ…

三陸鉄道リアス線全線乗り通す①

(写真1 ホームで列車を歓迎する子どもたち。岩手船越駅で) 盛から久慈へ8年ぶりの全通 震災の影響で不通となっていた山田線沿岸部が復旧し、盛駅から久慈駅まで8年ぶりに鉄路でつながった。3月23日復活の記念運転が行われた後、翌24日から通常の運…