ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ホーカン・ネッセル『悪意』

スウェーデンミステリー このところ元気なスウェーデンミステリー。次々と新しい作品が紹介されて楽しませてくれている。特に現地在住の翻訳家の活躍が光る。英語版からの重訳ではなく原書からの訳出だから細かな味わいが出ているように思う。マイ・シューバ…

戸田泰生画『再生』

(写真1 自身の作品とともに戸田泰生さん) 第49回純展出品 戸田泰生画『再生』は、上野公園の東京都美術館で開催されていた公募展純展に出品されていた。 純展は毎年秋に開催されていて、関東地方からの出品が大半で、今回は238人290点に上る作品…

小樽の日和山灯台

(写真1 高島岬に立つ日和山灯台) 北海道で二番目に古い灯台 日和山灯台は、小樽の郊外祝津にあり、小樽駅からバスで10分ほど。終点おたる水族館から坂道を登ること約10分。石狩湾にでべそのように突き出た小さな岬高島岬の先端にあって小樽港に出入り…

小樽市総合博物館の車掌車・緩急車

(写真1 車掌車ヨ7904) シリーズ車掌車を訪ねて 小樽市総合博物館は、小樽駅からバスで5分ほど。手宮にあり、ここは北海道における鉄道の原点。旧手宮鉄道施設のあったところで、国の重要文化財に指定されている煉瓦造の機関車庫などが残されている。…

女満別駅の車掌車4両

(写真1 女満別駅構内に留置されている車掌車4両) シリーズ車掌車を訪ねて 石北本線を特急列車で網走に向けて走っていたところ、女満別駅到着の直前ピンク色の車掌車が右窓に見えた。途中下車しようと思ったのだが、先を急ぐ必要があったのでいったん網走…

能取岬と能取岬灯台

(写真1 草原が広がる能取岬と能取岬灯台) 台状の草原に立つ八角形の灯台 能取岬は、網走の郊外、オホーツク海に鋭く突き出た岬。突端に能取岬灯台がある。 岬には、網走駅からタクシーで約20分。駅前の坂道を直角に登ったから初め見当がつかなくて面食…

名寄市北国博物館のキマロキ編成

(写真1 キマロキ編成の雄姿) 伝説の雄姿 キマロキ編成とは、蒸気機関車による4両編成の排雪列車のこと。4両の頭文字を取って名づけられており、初めのキは機関車、マはマックレー車、ロはロータリー車、そして最後のキも機関車。 通常の除雪にはラッセ…