ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今野敏『清明 隠蔽捜査8」

竜崎伸也 神奈川県警刑事部長に着任 竜崎伸也を主人公とする警察小説のシリーズ長編8作目。 竜崎は、そもそも東大法卒、警察庁のキャリア官僚だったのだが、警察庁長官官房総務課長だったときに、組織の不正を正そうとしたものの、警察庁の方針に逆らったと…

ビワの実

(写真1 黄色に熟したビワの実) 隣家からお裾分け お隣からビワの実をいただいた。これも季節の果物。 実は、このビワの木は我が家との垣根越しにあって、庭に面した私の部屋から毎日眺めていた。 一月ほども前になろうか、青い実が成ってきて、隣家のこと…

秩父鉄道に乗る

(写真1 貨物線の三ヶ尻線が右に分岐する武川付近) コロナ自粛後初の鉄道旅 コロナ騒ぎで自粛していた鉄道旅を再開し久しぶりに出かけた。全線で運転を再開した常磐線に3月16日に乗りに出かけて以来だからほぼ3カ月ぶり。 どこに行こうかと思案をして…

賑やかにグループSUN展

(写真1 多彩な作品が並んだ会場の様子) 多彩な才能のアーティスト一家 グループSUN展。今年は銀座のギャラリー向日葵を会場に行われた。 展覧会でグループ展はよくあるかたち。さまざまな組み合わせがあるが、グループSUNの面白いところは一家とい…

明知鉄道明知線と明智駅

特集 私の好きな鉄道車窓風景10選 (写真1 明知鉄道明智駅=2016年3月20日) 大正ロマン村へ 明知線の旅は急いではいけない。全線わずか25.1キロ、駅数にして11だが、この間に魅力ある町が点在しており、日本一の急勾配に設けられた駅などとい…

チキウ岬灯台

シリーズ 灯台慕情 (写真1 チキウ岬灯台。断崖絶壁ぎりぎりに立っている=1988年9月30日) 地球が丸く見える断崖絶壁 チキウとは、アイヌ語で断崖の意味があるという。なるほど、100メートルを超す断崖が絶壁となっており、ここに立つと地球が丸…

遅い梅雨入り

(写真1 我が家の庭に咲いているアジサイの花) 季節の花そのままに 梅雨入りした。例年より3、4日遅いそうである。 少しずつ生活が平常に戻りつつある。とはいっても、まだ旅行はしていないし、電車に乗ること自体も、4月以降では先日が初めてだったし、…

札沼線新十津川駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 札沼線かつての終着駅新十津川駅=2013年7月19日) 廃駅となった行き止まりの終着駅 札沼線は分断の歴史だった。そもそも、札沼線が桑園-石狩沼田間の全線で開業したのは1935年だが、その後、戦時下において不要不急の…

虎ノ門ヒルズ駅開業

(写真1 虎ノ門ヒルズ駅下り線1番線ホームの様子) 日比谷線に56年ぶりの新駅 東京メトロ日比谷線に新駅虎ノ門ヒルズ駅が6日開業した。日比谷線に新駅が開業したのは56年ぶり22番目。 虎ノ門ヒルズ駅は、霞ヶ関駅と神谷町駅の中間に設けられ、銀座…

いわきの塩屋埼灯台

シリーズ 灯台慕情 (写真1 南側の豊間漁港から見た塩屋埼灯台=2017年3月9日) 演歌が流れる岬 塩屋崎に半島はない。せいぜい、ちょっと出っ張った腹に出べそがちょこんと出ているという風である。しかし、この出べその格好が良くて、塩屋埼灯台は絶…

沢木耕太郎『旅のつばくろ』

心温まる旅のエッセイ JR東日本の車内誌「トランヴェール」に連載されているエッセイ41編が収録されている。 新幹線に乗った折に手にすることが多く、巻頭エッセイだし、文章が平易で、分量も1編あたり5分程度で読めるようなところから座席に落ち着く…

上砂川支線上砂川駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 かつての上砂川駅。映画で使われたものか、悲別駅の看板も下がっている) 廃線になった終着駅 上砂川支線は、函館本線の支線。函館本線の砂川から上砂川の間を結んでいた。全線7.3キロ、駅数は5。 (写真2 かつての砂川駅。跨…

夕張支線夕張駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 石勝線夕張支線夕張駅=2013年7月16日) 廃線になった終着駅 夕張支線は、石勝線(南千歳-新得、132.4キロ)の支線。石勝線の新夕張から別れて夕張間6駅16.1キロを結んでいたが、2019年4月1日をもって廃線とな…