ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

03-03 美術ノート

旺玄展

(写真1 会場の様子)外部審査の公募展 旺玄展は絵画の公募展。上野の東京都美術館で開催されている。今年で84回目という大変歴史のある展覧会。 旺玄展は初めて見たのだが、会場を訪れて驚いた。出品者数が415人、展示数は503点にも達している。 …

プーシキン美術館展

(写真1 展覧会の開かれていた東京都美術館)旅するフランス風景画 上野の東京都美術館で開催されている。 プーシキン美術館はモスクワにある国立の美術館。膨大なコレクションで知られ、今回はフランス風景画に絞っての展示となっていた。 旅する風景画の…

展覧会「東京⇔沖縄」

(写真1 会場の板橋区立美術館)池袋モンパルナスとニシムイ美術村 二つのアトリエ村に焦点をあてた着眼点の素晴らしい企画の展覧会が板橋区立美術館で開催された。 一つは、東京・池袋周辺に戦前から戦後にかけて集った画家たちの群像は池袋モンパルナスと…

バーンズ財団

(写真1 バーンズ財団美術館外観)フィラデルフィアの美術館② バーンズ財団の美術館は、フィラデルフィア美術館から都心に向けて坂を下っていった途中にあった。また、この手前にはロダン美術館もあった。 外観は窓が少なくいかにも美術館のような現代的な…

フィラデルフィア美術館

(写真1 フィラデルフィア美術館正面)フィラデルフィアの美術館① フィラデルフィアでは二つの著名な美術館を訪ねることができた。フィラデルフィア美術館とバーンズ財団の美術館で、ともに世界有数のコレクションで知られる。 二つの美術館は、ベンジャミ…

アメリカ美術のホイットニー美術館

(写真1 エドワード・ホッパー「早朝の日曜日」)ハイライン南端に新築移転 鉄道廃線跡を公園化したハイラインの南端出入口の直ぐそばにある。ワシントン・ストリートとガンズヴォート・ストリートの角である。地下鉄は14thSt.駅だが、道順にちょっとまごつ…

みやこうせい『MY MARAMUREŞ』

マラムレシュ写真集 ルーマニアで出版されたみやこうせい写真集である。〝私のマラムレシュ〟とタイトルが付されている。 みやさんは、エッセイスト・フォトアーティスト。1937年生まれ、岩手県盛岡市出身。ルーマニア文化功労章受賞。 マラムレシュとは…

素晴らしい東洋文庫ミュージアム

(写真1 圧巻のモリソン書庫)東洋学の世界的一大研究図書館 静雅堂文庫を見学したことから触発されて久しぶりに東洋文庫を訪ねた。 東洋文庫は、文京区本駒込所在。駒込駅に近く、不忍通りに面している。 静雅堂文庫も東洋文庫もその生い立ちからするとい…

歌川国貞展

(写真1 静雅堂文庫美術館。図書館はこの右手に別棟である)静雅堂文庫美術館で 歌川国貞展が静雅堂文庫美術館で開催されている。世田谷区所在。会場へは東急田園都市線二子玉川駅からバスで約10分。 静嘉堂文庫は、三菱二代目岩崎彌之助、四代目小彌太父…

ユニークな大塚国際美術館

(写真1 美術館外観)すばらしいコンセプト 大塚国際美術館は徳島県鳴門市所在。大塚製薬グループの財団の運営である。徳島からJR鳴門線で約30分、終点鳴門下車。駅前からバスで20分弱。このバスは徳島駅前始発で、徳島空港や鳴門駅を経由し美術館の…

展覧会「コレクションのドア、ひらきます」

(写真1 東京駅丸の内駅舎の建設時の壁面をそのままむき出して見せるレンガ造りの展示室)鉄道絵画発→ピカソ行 東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションギャラリーで開かれている。 同館のコレクションを初めてまとめて公開するもので、テーマの展開を列…

近美から県美へ富山県立美術館

(写真1 富山県立美術館の外観)通称TADはアートとデザイン このたびの北陸旅行では当初から富山県立美術館に寄るのも計画の一つに入れていた。私は往き先々で美術館を見学することを楽しみにしているのである。 美術館は、かつての富山県立近代美術館を…

第10回白堊芸術祭盛大に

(写真1 盛況の展覧会場の模様) 同窓会の展覧会 神田神保町の文房堂ギャラリーで開かれている。 白堊芸術祭とは、高校時代の在京同窓会が主催する展覧会で、今年が10回目。 今回は75人の出展者から100点を超す出品があって大変な盛会となった。 出…

ミカ・タジマの個展

(写真1 ギャラリーの様子。ガラス越しに撮影した)「TOUCHLESS」 ミカ・タジマの個展「TOUCHLESS」が東神田のTARO NASUというギャラリーで開かれている。 ミカ・タジマ(田島美加)は、1975年ロサンゼルス生まれ、ニューヨーク在住のアーティスト。 会場…

グループ窓の展覧会

(写真1 会場で呉炳学氏の作品を前に左から成川雄一、呉炳学、三浦千波の皆さん)情熱がぶつかり合う グループ窓の展覧会が神田神保町の檜画廊で開かれている。 構成メンバーは、戸田忠祐、呉炳学、西條紀子、成川雄一、三浦千波の5氏。 私は、かねて知己…

京都五重塔巡り④東寺

(写真1 美しい姿を見せる東寺五重塔)日本一の高さの五重塔 四つある京都の五重塔巡り。四つ目の最後はいよいよ東寺。京都を、というよりも日本を代表する五重塔であり、京都のシンボルでもある。 東寺(とうじ、教王護国寺とも呼ばれる)は真言宗全体の総…

京都五重塔巡り③法観寺

(写真1 街の賑わいの中に佇む五重塔)通称〝八坂の塔〟 四つある京都の五重塔巡り。三つ目は、いわゆる八坂界隈にあるところから通称八坂の塔と呼ばれ親しまれている法観寺の五重塔(重文)である。東山区所在。清水寺から東山の西麓沿いに北へ坂を下って…

京都五重塔巡り②仁和寺

(写真1 美しい佇まいを見せる仁和寺五重塔)名刹の美しい五重塔 四つある京都の五重塔巡り。二つ目は仁和寺。右京区所在。京都の北西に位置し、嵐電北野線の御室仁和寺駅で下車すると、正面にいかにも立派なお寺が見える。徒歩数分。 仁和寺は、真言宗御室…

京都五重塔巡り①醍醐寺

(写真1 歴史を感じさせる佇まいの国宝醍醐寺五重塔全景)京都最古の五重塔 このたびの京都旅行では、京都にある四つの五重塔のすべてを巡った。これらの五重塔はこれまでにも一再ならず訪れたところが多いのだが、滞在中に四箇所すべてを回ったのは初めて…

妹島和世 SANAA×北斎

(写真1 展覧会の様子)すみだ北斎美術館の企画展 ちょっと変わった展覧会だった。 すみだ北斎美術館は墨田区亀沢にあり、ここは葛飾北斎生誕の地でもある。美術館は昨年開館しており、設計が妹島和世だった。SANAAは、妹島が西沢立衛と組んでいる建築設計…

三浦千波展

(写真1 作品を前に三浦千波さんと展覧会の様子)明るくなった画風 三浦千波は、ベテランの域に入ってきた実力派の洋画家。力強いタッチに豊かな色彩で知られ人気が高い。 この三浦千波の個展が銀座の兜屋画廊で昨日1日から開かれている。 会場に足を踏み…

特別展覧会「国宝」

(写真1 国宝展が開催されていた京都国立博物館平成知新館)京都国立博物館開館120周年記念 先週は京都に旅行したが、この国宝展を見るのも大きな楽しみだった。 実に200件を超す国宝が展示されていていかにも豪華。美術工芸品で国宝に指定されている…

特別展「運慶」

(写真1 特別展「運慶」の会場入口の様子)傑作が揃い圧巻 興福寺中金堂再建記念特別展として東京国立博物館で開催されている。 東大寺南大門の入口で睨みを利かせている金剛力士立像吽形・阿形2躯で親しまれ日本でもっとも著名な仏師であろう運慶の傑作が…

足立美術館

(写真1 足立美術館の庭園)庭園が評判 足立美術館は、島根県安来市にある地元出身の実業家足立全康が創設した私立の美術館で、現在は公益財団法人足立美術館が運営している。山陰本線の安来駅から無料のシャトルバスが運行されており所要約20分。美術館…

島根県立美術館

(写真1 宍道湖に向け大きく開口したロビー) 三拍子揃った魅力 魅力は三つ。一つ目はもとよりコレクションで、ロケーションが二つ目、三つ目は運営内容。全国の公設美でこの三つが揃ったところも珍しいのではないか。全国の県立美術館の大半を見たことがあ…

池田学展

(写真1 「誕生」を前に会場の様子)超緻密なThe Pen 超緻密な画風で知られる池田学の展覧会。The Pen-凝縮の宇宙との副題が付いているが、まさしく壮大なスケールで描かれた圧倒的宇宙観だ。 「けもの隠れ」「ブッダ」「領域」「興亡史」「予兆」などと順…

画期的なクローン文化財

(写真1 クローン文化財として再現された法隆寺釈迦三尊像)藝大が失われた刻の再生 上野の藝大美術館で、シルクロード特別企画展「素心伝心-クローン文化財 失われた刻の再生」と題する一風変わった展覧会が開催されている。 会場に入ると思わずびっくり…

青森県立美術館

(写真1 三内丸山遺跡に隣接してある青森県立美術館外観)「あおもり犬」がいい このたびの津軽海峡旅行では旅の最後に青森県立美術館に立ち寄った。時間に余裕があるようであれば、街をぶらぶら散策するのも楽しみだが、正味1時間程度しか時間がないよう…

三度目の十和田市現代美術館

(写真1 十和田市現代美術館外観)スタンディング・ウーマンに会いに行く 津軽海峡に向かう途中、東北新幹線を七戸十和田駅で下車し、十和田市現代美術館を訪ねた。 この駅で降り立ったのがこれが初めてで、新幹線らしくまだ新しい立派な駅舎だった。駅前も…

福島県立美術館を訪ねて

(写真1 福島県立美術館図書館全景。左が美術館)ワイエスの傑作と出会う 飯坂温泉への帰途福島県立美術館へ立ち寄った。美術館は、福島交通で福島駅から二つ目、美術館図書館前駅が最寄り駅で、駅からは徒歩数分のところ、住宅街の中にあった。 二つの施設…