(写真1 都電荒川線唯一の荒川車庫)
都電荒川線つたい歩き プラス②
都電荒川線は、三ノ輪橋停留場を起点に早稲田停留場を終点とする全長12.2キロの路線。停留場数は30。荒川区から北区、豊島区、新宿区へまたがっている。路面電車である都電の路線数としてはかつては30もの路線があったらしいが、.現在残っているのはこの荒川線が唯一。
この都電荒川線をこのたび2日がかりでつたい歩きをした。電車には乗らないという旅だから、およそ乗り鉄らしからぬことだが、これはこれで楽しいものだった。
普段は乗ってばかりの旅だから、各駅下車というわけにも行かず、通り過ぎてしまう駅も多いわけだが、このたびはつたい歩き。すべての停留場を確認しながら歩いたのだった。
そこでここでは、都電荒川線30の停留場すべてを紹介する。荒川線は、路面電車らしく駅ではなく停留場と呼んでいて、路面電車にしては専用軌道区間が長くて全体の約8割にも達するほどだが、もっともそのために都電で唯一生き残れたわけだが、基本的には路面を走る路線。とくに併用区間では一般道を自動車と並んで走ることになる。
このため、停留場には島式1面2線というホームのところはなく、相対2面2線というホームも少ない。大半は三ノ輪橋方、早稲田方それぞれのホームがわずかだが離れて設置されている。この場合、交差点を挟んでいる場合も少なくない。
なお、電車は前乗り後降りだが、乗降車ともにドアは左側。ワンマン運転に対応するためで例外はない。
また、荒川線は、1両編成ばかりで、2両3両という編成はないから、ホームの長さは1両分少々程度である。長いホームがあるのは、乗降客が多い王子駅前、大塚駅前くらいなもので、起点の三ノ輪橋も終点の早稲田も乗車ホームと降車ホームが分かれている。
・三ノ輪橋
・荒川一中前
・荒川区役所前
・荒川二丁目
・荒川七丁目
・町屋駅前
・町屋二丁目
・東尾久三丁目
・熊野前
・宮ノ前
・小台
・荒川遊園地前
・荒川車庫前
・梶原
・栄町
・王子駅前
・飛鳥山
・滝野川一丁目
・西ヶ原四丁目
・新庚申塚
・庚申塚
・巣鴨新田
・大塚駅前
・向原
・東池袋四丁目
・都電雑司ヶ谷
・鬼子母神前
・学習院下
・面影橋
・早稲田