ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

実が生る

(写真1 蜜柑の木にも実が生り始めた)花から実へ 春にはきれいな花を咲かせていた樹木に実が生り始めた。みがなるに当たるうまい言葉がなくて、実が生ると遣ったが、これからじっくりと成長し秋の収穫となる。 梅はすでに収穫されて漬け込まれたりしている…

『行ってみたい世界の灯台』

世界の絶景灯台65基 美しいカラー写真で世界65基の灯台が紹介されている。これまで目にすることもなかった灯台が多くてうっとりする。写真には簡単なものだが解説も添えられているから、なるほど行ってみたくなる魅力があった。 それにしても世界にはい…

佐々木譲『警官の掟』

禁忌に踏み込む 指名手配中の殺人犯を追う大井署地域課の波田野涼巡査と門司孝夫巡査長。湾岸エリア、城南島の巨大倉庫に追い詰める。遅れて第一自動車警ら隊の松本章吾巡査と能条克巳車長が駆けつける。波田野と松本は警察学校の同期である。犯人は銃を所持…

マイクル・コナリー『死角 オーバールック』

ハリー・ボッシュ・シリーズ 亡くなった友人の遺品が送られてきた。段ボール箱には文庫本がいっぱいに詰まっていてマイクル・コナリーの著作が数十冊も含まれていた。私がミステリー好きと知ってのことらしい。 確かにミステリー好きではあるが、このアメリカの…

マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー『消えた消防車』

マルティン・ベックシリーズ スウェーデン語からの直接の訳出で改めて注目されているマルティン・ベックシリーズの5作目。 張り込みをしていたグンヴァルト・ラーソンの目の前でアパートは爆発炎上した。張り込み対象の1階右のマルムの部屋が火元と見られたが…

美しさ第1等の日立灯台

(写真1 古房地公園に建つ日立灯台)常磐の岬を訪ねて②常陸の灯台 磐城の塩屋埼灯台を訪ねた帰途は途中下車して常陸の日立灯台に寄った。磐城も常陸も旧国名だが、ひっくるめて常磐と遣う方が多いかもしれない。 いわきから上り列車に乗ると、ほどなくして…

4度目の塩屋埼灯台

(写真1 薄磯海岸から見た塩屋埼灯台)常磐の岬を訪ねて①磐城の灯台 気象情報を睨みながら梅雨の晴れ間を縫って常磐の岬巡りに出かけた。 6月14日。初めに磐城の灯台塩屋埼灯台へ。 常磐線の特急ひたち3号を終点いわきで下車。10時23分の到着。始発…

香りの良い花

(写真1 香りの良さでバラにも匹敵するユリの花)立ち止まりたくなる香り 香りの良い花というと、さしずめバラなどは代表だろうか。 そのバラがいつしか終わって、この頃香りに誘われるのはユリの花。ユリも種類が多いのだろうから細かくはわからないが、姿…

いわき市立美術館

(写真1 いわき市立美術館外観)シリーズ:ミュージアムカフェ いわき市立美術館(福島県)は、常磐線・磐越東線いわき駅から徒歩12分ほど。市役所にも近く市街中心にあり、いかにも美術館らしい特徴ある外観が目を引く。 建物は3階建てで、1階が常設展…

追悼特別展「高倉健」

(写真1 展覧会のチラシ)いわき市立美術館で いわき市立美術館で開催されている。2年がかりで全国を巡回してきた。大変な人気だったのであろう、ここが全国9館目だった。 会場には、ポスターやスチール写真から映画の脚本などが展示されていた。代表作で…

シルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」

(写真 会場の お台場ビッグトップ)台場で東京公演 お台場ビッグトップで開催中のシルク・ドゥ・ソレイユの東京公演を楽しんだ。 今回の演目は「キュリオス」。好奇心の飾り棚を意味するらしいが、産業革命の時代の様々な骨董品がよみがえるという設定のよう…

講演「日本の岬と灯台紀行」

(写真1 講演の模様)二火会例会で 二火会とは、高校時代の同期生が行っている異業種交流的な集まり。第二火曜に開催しているのでこの名がある。メンバーが持ち回りでレクチャーしているのだが、かつては仕事のことを話題にする者が多かったが、大方リタイ…

小川クニ『ゆりかご ごっこ』

心温まるエッセイ集 80台を前に来し方を振り返りつつ綴ったエッセイ集である。著者は岩手県在住。地元新聞岩手日報の随筆欄に投稿して掲載された作品が多く、29編が収録されている。80歳前後から折々に書かれているのだが、通して読めば、エッセイで綴…

ミュージアムカフェ

(写真1 テラスに面した明るい大川美術館のカフェ)大川美術館 美術館にはよく出かける。興味深い企画展があればちょくちょく顔を出すし、旅先でも美術館を訪ねることは少なくない。 美術館では、美術を鑑賞したあと、時間の許す限りカフェに寄ってコーヒー…

とみあさ公園のヨ13973

(写真1 とみあさ公園の車掌車ヨ13973)シリーズ 車掌車を訪ねて とみあさ公園は、栃木県佐野市所在。東武佐野線・JR両毛線佐野駅からタクシーで約5分ほど。佐野市文化会館に近く、住宅街の中にある。 公園は、子ども向けの遊具があるほかはベンチも…

人間・髙山辰雄展

(写真1 会場で配布されていたチラシから引用=中央の絵は代表作「少女」)森羅万象への道 世田谷美術館で開催されている。 髙山辰雄(1912-2007)は、大分県出身だが終生世田谷を拠点とした日本画家で、会場には過去最大規模となる約120点もの作品…

千住友の会再び

(写真1 千住友の会の面々)北千住で飲む 何かにかこつけては飲んでいた時代。何も飲むのに理由などいらないのだが、あれば集まりやすい。 千住友の会は、北千住駅を通って通勤している者たちの会で、もちろん北千住で飲む。 北千住駅は、常磐線、地下鉄千…

ユルリ島の野生馬

(写真1 会場の様子)岡田敦写真展 豊島区の大正大学で開かれている。 「馬の楽園」と呼ばれながら絶滅の危機にあるユルリ島の野生馬の生息を追った写真家岡田敦の渾身の写真展である。 ユルリ島は根室半島昆布盛沖合の無人島。周囲7.8キロ、面積168ヘ…

東大でジャズ

(写真1 イベントの模様)柏キャンパス大気海洋研究所 ブルース・ナイト・オブ・カシワというジャズの催しが6月2日に行われた。会場は東京大学柏キャンパスの大気海洋研究所に隣接した学内食堂「お魚倶楽部はま」付近。 今年が3回目で、周辺の市民に広く呼び…

昼下がりのシャンソン

(写真 ライブの様子)新宿・シャンパーニュ 昨日3日日曜日は、新宿のシャンパーニュで開かれた「昼下がりのシャンソン」と題するライブを楽しんだ。 シャンパーニュは、45年を超す歴史を有するシャンソン専門のライブハウスとして知られ、連日、多彩なゲ…

東武桐生線

(写真1 赤城駅4番線桐生線ホームで発車を待つ特急りょうもう号浅草行き列車。左隣は上毛電鉄線ホーム)両毛地方東武鉄道乗り歩き④ 伊勢崎線で終点伊勢崎に着いたあと、桐生線に回ろうとするといったん太田まで戻らなくてはならない。桐生線は、太田駅を起…