ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

池田20世紀美術館

(写真1 池田20世紀美術館外観)20世紀西洋絵画の秀品 静岡県伊東市所在。熱海から伊東線で約25分終点伊東下車。伊東駅からはバスで約30分。伊豆山中に分け入るように進み、一碧湖を経て池田美術館下車。 実業家池田英一氏の個人コレクションの展示…

新村苑子『蜜の味』

「北方文学」所収 不思議な魅力がある。新潟の方言で書かれていて必ずしも読みやすくはないのだが、読み出したら止まらなかった。 駐在所から急ぎの呼び出しがありキクエが出向くと、次男光雄に似た死体が東京で見つかったので検分に行ってくれというのだっ…

相馬-浜吉田間運転再開

(写真1 新線に付け替えられ新駅となった新地駅ホーム)部分復旧の常磐線に乗る 12月10日に相馬-浜吉田間の運転を再開した部分復旧の常磐線に乗った。 12月24日土曜日。上野7時ちょうど発(始発は品川6時44分)の特急ひたち1号をいわきで普通…

沖縄県立博物館・美術館

(写真1 沖縄県立博物館・美術館外観)沖縄美術の流れ 沖縄県那覇市所在。那覇市の中心街にあり、沖縄都市モノレールゆいレールおもろまち駅から徒歩7分ほど。この駅には免税店を含む巨大なショッピングモールが直結しており人気の地域。 コンクリートで固…

辺戸岬(国頭郡国頭村)

(写真1=辺戸岬の突端に建つ祖国復帰闘争碑)激浪の沖縄本島最北端 沖縄本島ぐるり岬めぐり。 那覇に到着して初日に本島南端の喜屋武岬、最西端の残波岬を回った後は、1日置いて3日目には最北端の辺戸岬(へどみさき)を訪ねた。 この日は朝からあいにくの…

残波岬(中頭郡読谷村)

(写真1=東シナ海に面し岬の突端に建つ残波岬灯台)延々と続く雄大な景観 沖縄本島ぐるり岬めぐり。 南端の喜屋武岬からは次に最西端にある残波岬へ向かった。 途中、摩文仁の丘にある平和祈念公園に寄った。ここで、おびただしいほどの戦没者名が刻まれた…

喜屋武岬(糸満市)

(写真1=喜屋武岬に建つ喜屋武埼灯台)沖縄本島南端 沖縄本島ぐるり岬めぐり。 初めに訪れたのが喜屋武岬。那覇空港に着いたその足でレンタカーで向かった。 北東から南西へと細長く横たわるようにある沖縄本島にあって空港は西端に近く、南端に位置する岬…

加藤庸二『東京湾諸島』

増殖する人工島群 東京湾に諸島というほどに島があったっけ?とも思うが、加藤自身も当初はそうだったらしい。 それが、ある日、小笠原から船で帰ってきた際、東京湾に入るや、小さな島影が二つ見えた。これは人工島だったのだが、「これはまぎれもなく島だ…

ゆいレール

(写真1 旭橋付近を走行中のゆいレール)抜群のアクセスの良さ 先日は沖縄に出張だった。沖縄は2010年以来6年ぶり。 那覇では、ゆいレールに乗った。沖縄都市モノレールの愛称で、沖縄唯一の鉄道である。那覇空港駅と首里駅を結び全線12.9キロ、駅…

秩父鉄道車両公園

(写真1 三峰口駅構内。転車台の右が貨車が並ぶ秩父鉄道車両公園)シリーズ車掌車を訪ねて 秩父鉄道三峰口駅構内に隣接してある。埼玉県秩父市所在。 秩父鉄道は、埼玉県の北央部から南西部に向け羽生駅から三峰口駅を結ぶ路線(秩父本線)。途中、熊谷や長…

さらば増毛駅

(写真1 2003年7月17日旧国鉄全線完乗達成の日増毛駅で妻と)やみがたい愛惜の念 留萌本線の留萌駅-増毛駅間が昨日12月4日をもって廃止となった。もはや増毛駅に列車が到着することはなくなった。近年鉄道の休止、廃線は相次いでいるが、このた…

今野敏『初陣』

隠蔽捜査3.5 人気の隠蔽捜査シリーズのこれは短編集。 隠蔽捜査シリーズは、警察官竜崎伸也を主人公とする警察小説。竜崎は、東大法卒、警察庁長官官房総務課長を歴任したキャリア組で、警察官としての位は警視長。現在は警視庁大森署の署長。本来は警視長…