ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

01-05 鉄道のある風景

辻良樹『日本の鉄道150年史』

写真と図解が豊富 1872(明治5)年10月14日、日本で初めて鉄道が新橋-横浜間に走ってから今年はちょうど開業150年となる。 日本の鉄道の歴史についてはおびただしいほどの類書があるが、本書の特徴はそのとき折々のエピソードをつなげて綴ったこ…

橋本正三『駅舎国鉄時代1980's』

2062の駅舎写真 1980年代の国鉄駅舎が紹介されている。併せて私鉄の駅も一部挿入されている。 JRは旅客の利便性向上などを目的に積極的に設備投資を行い駅舎の新築改築を行ってきたから、今となっては国鉄時代の駅舎は貴重なほど。 それにしても、…

石川祐基『日本のもじ鉄』

鉄道サインと書体の図鑑 鉄道の駅名標や駅舎看板、出口案内や構内のサインなどに使われているデザインと書体を集めた図鑑。 全国201の路線が収録されており、何とケーブルカーや貨物線までも網羅しているという徹底ぶり。 JR東日本については渋谷駅の駅…

伊藤博康『日本珍景踏切』

魅惑の踏切ワールド 全国の踏切のユニークな写真が載っている。 珍景あり、絶景あり、花畑の踏切、都会の踏切、不思議な踏切もある。よくぞここまで踏切を集めたものだと感心した。全国各地130ほどもの踏切が紹介されていてすべてカラー写真である。この…

『探訪 貨車駅舎』

古い貨車を駅舎にした駅巡り 鉄道写真で知られるレイルウエイズグラフィックの編著。だからだろうが、貴重な写真が多く、丁寧な編集が素晴らしい。B5判の大きな誌面に写真とイラストが豊富で、見ていて楽しい。 貨車駅舎とは、鉄道貨物で使用されていた古…

長浜鉄道スクエア

(写真1 現存する日本最古の鉄道駅舎) 鉄道博物館 このたびの信楽への旅では、前日までに米原に入り、長浜と彦根をぶらついた。 長浜は、米原から北陸本線でわずか3駅目9分。琵琶湖の北東部にあり、羽柴秀吉が築いた長浜城の城下町である。北陸本線・東海…

近江鉄道

(写真1 米原駅に停車中の近江鉄道電車。左奥は東海道本線) 3路線59.5キロ 信楽へは近江鉄道で向かった。11月26日。 近江鉄道は、琵琶湖の東を走る米原-貴生川間の本線47.7キロの本線と、高宮-多賀大社間の多賀線2.5キロ、八日市-近江八幡間…

全鉄道全線全二周完乗達成!

信楽高原鉄道信楽駅で (写真1 全二周を完乗した信楽高原鉄道信楽駅で) このたび11月26日、滋賀県の信楽高原鉄道信楽駅をもって、全鉄道全線全二周完乗を達成した。初めて全線を完乗してから14年、鉄道を趣味とするようになってからでは33年の歳月…

ディズニーリゾートライン

全国全鉄道全線全二周への旅 (写真1 ディズニーを周回しているモノレール) ディズニーリゾート周回のモノレール路線 ディズニーリゾートラインとは、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなどディズニーリゾートを周回するモノレール路線。舞浜リゾ…

神戸市営地下鉄全線に乗る!

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 神戸市営地下鉄路線図=ホームページから引用) 3路線38.1キロ 名古屋、京都、大阪と乗って地下鉄踏破も4日目は神戸市営地下鉄全線。 神戸の地下鉄は、路線構成がややこしい。線区の区分上は山手線、西神線、西神…

Osaka Metro全線に乗る!②

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 Osaka Metro1日乗車券=10月13日と14日の2日分) 市営から民営化に転換 Osaka Metro8路線。1日目は午後からのスタートだったので乗ったのは4路線のみ。残る半分の4路線に乗る。しかし…

Osaka Metro全線に乗る!①

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 Osaka Metro地下鉄路線図=同社ホームページから引用) 8路線129.9キロ 地下鉄全線を乗りつぶす旅も名古屋、京都と片付けていよいよ大阪へ。宿泊地の名古屋から早朝京都に移動し、午前中には京都を終わ…

京都市営地下鉄全線に乗る!

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 京都市営地下鉄路線図=ウィキペディアから引用) 2路線31.2キロ 京都に地下鉄は南北に走る烏丸線と東西に伸びる東西線の2路線31.2キロ。駅数は31駅。今年は1981年の開業からちょうど40周年。 (写真…

名古屋市営地下鉄全線に乗る!②

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真9 名古屋市交通局発行の「地下鉄全線24時間券」) ユニークな〝24時間券〟の設定 環状線である名城線を乗り終えて残るは鶴舞線と東山線。 (写真10 八事駅鶴舞線ホーム) 鶴舞線(上小田井-赤池20.4キロ) 名…

名古屋市営地下鉄全線に乗る!①

全国全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 名古屋市営地下鉄路線図=名古屋市交通局ホームページから引用) 6路線93.3キロ 名古屋はさすがに大都会だ。地下鉄が6路線もあるし、特に都心部においては各路線が緊密にクロスしている。環状線もあり、全国の地…

夏の米坂線

(写真1 坂町駅に停車中の米坂線電気式気動車) 冬もいいが夏もいい 鶴岡からは新潟に向かわず、米坂線経由で帰ってきた。米坂線は冬の車窓がいい路線、夏の様子はどうだったか、久しぶりに記憶を新たにしたかった。 米坂線とは、山形県米沢市の米沢駅と新…

鶴岡へ

(写真1 鶴岡駅) 藤沢文学の世界 山形からは鶴岡へ移動した。同じ県内だが、山形のある内陸の村山地方と鶴岡のある海沿いの庄内地方とは間に峻険な月山があり、月山を避けて大きく回り込まなければならない。 まずは山形新幹線で新庄へ。奥羽本線は、福島…

山形へ

(写真1 堀を挟んで左が山形城跡、右が奥羽本線の線路) お城とそばと 仙台で所要を済ませた後は山形へ向かった。仙台は見るところも多いし魅力的なまちだが仙台はたびたび訪れているし、久しぶりに山形を訪れたかった。 仙台からは仙山線。仙台と山形を結…

延伸の沖縄都市モノレールに乗る

(写真1 延伸開業された終点のてだこ浦西駅外観) 沖縄唯一の鉄道 沖縄都市モノレールとは、沖縄で唯一の鉄道路線。通称〝ゆいレール〟として親しまれており、那覇市の那覇空港駅から浦添市のてだこ浦西駅まで全長17.0キロ、19駅。 当初の開業は200…

福岡市地下鉄全線に乗る

全鉄道全路線全二周への旅 (写真1 空港線博多駅改札口) 3路線29.8キロ かつては福岡市営地下鉄と呼称されていた時期もあったが、現在は福岡市地下鉄に統一されている。福岡市交通局の運営。 営業路線は、1号線(空港線=姪浜駅-中洲川端駅-福岡空港駅…

復元された門司港駅

(写真1 重文に指定されている門司港駅外観) 重要文化財の鉄道駅 門司港駅は、鹿児島本線の起点駅。関門トンネルが開通するまで九州における鉄道の玄関口だった。現在は観光スポットである門司港レトロの中心的存在。 小倉駅から鹿児島本線で門司港に向か…

都電荒川線トピックス

(写真1 都電荒川線の前身王子電気軌道の路線図。都電屋に掲示されていた) 都電荒川線つたい歩き プラス③ 都電荒川線のつたい歩き。のんびり歩いていると電車に乗っていては見落としがちなものが見えてきた旅でもあった。 その中からトピックスをいくつか…

都電荒川線の全停留場フォト

(写真1 都電荒川線唯一の荒川車庫) 都電荒川線つたい歩き プラス② 都電荒川線は、三ノ輪橋停留場を起点に早稲田停留場を終点とする全長12.2キロの路線。停留場数は30。荒川区から北区、豊島区、新宿区へまたがっている。路面電車である都電の路線数…

都電荒川線の全車両フォト

(写真1 荒川車庫前に停車中の左8808と右8908) 都電荒川線つたい歩き プラス① 都電荒川線を2日がかりでつたい歩いた。つたい歩くとは、電車には乗らず、ただひたすらに線路に沿ってつたい歩くこと。乗っては気がつかない細かな情景が得られる楽し…

庚申塚から終点の早稲田へ

(写真1 千登世橋上から見た荒川線電車。右が明治通り) 都電荒川線 つたい歩き③ 都電荒川線のつたい歩き。先日は雨のため途中で打ち切っていたため、この日はその続きで庚申塚から再開。5月14日。 庚申塚へは最寄り駅である山手線巣鴨駅から。徒歩5分…

荒川車庫前から庚申塚へ

(写真1 王子駅付近の併用軌道を走る都電荒川線電車) 都電荒川線 つたい歩き② 荒川車庫前を出ると、まもなく北区に入った。電柱の町名表示によると、北区堀船三丁目とある。梶原の停留場には、早稲田方面のホームに面して本屋があった。また、そばに都電も…

都電荒川線 つたい歩き①

(写真1 美しいバラに囲まれた都電荒川線起点三ノ輪橋停留場) 三ノ輪橋から荒川車庫前へ つたい歩きとは、鉄道線路に沿ってひたすらつたい歩くこと。鉄道には乗らない。コロナ下のこと、鉄道旅もままならず、これは鉄道好きとしては窮余の一策。しかし、こ…

野岩鉄道会津鬼怒川線

(写真1 新藤原駅ホーム。右1番線は東武鉄道の折り返し列車で、左は東武線から野岩線、会津線、JR線と直通する会津若松行き特急リバティ会津111号) 首都圏と会津を結ぶ 野岩(やがん)鉄道は、東武鬼怒川線の新藤原と会津鉄道の会津高原尾瀬口を結ん…

SL大樹と車掌車

(写真1 下今市駅4番線に到着したSL大樹2号) 東武鉄道のC11325とヨ8709 SL大樹とは、東武鉄道が鬼怒川線で運転している蒸気機関車の牽引による観光列車。大樹には必ず車掌車が連結されおり、この車掌車にはATSなど運行安全システムが搭…

宮古から田老そして島越へ

(写真1 防潮堤の上から見た田老の街) 大震災から10年目の被災地へ③ 宮古では1泊し、翌日さらに三陸鉄道(三鉄)を北上し、田老から島越へと向かった。前日の雨はやまず、かえって風雨は強まっている。しかも寒い。 (参考1 被災した工場には〝全員無…