(写真1 関門航路第5号灯浮標)
門司下関周辺の航路標識③
下関竹崎桟橋から六連島に向かう途中、関門航路を横切ったが、渡船上から二つの灯浮標が見えた。
初めに緑色をした灯浮標で、これは関門航路第5号灯浮標。灯台表によれば、航路標識番号5527.05、北緯33度58分1秒、東経130度52分9秒、単閃緑光毎秒3秒に1閃光、光達距離5海里で、緑色円筒形頭標1個、同1~40号灯浮標は同期点滅、付録やぐら形と記してある。
(写真2 関門航路第6号灯浮標)
次に見えたのが赤色した関門航路第6号灯浮標で、航路標識番号5527.06、北緯33度58分3秒、東経130度52分4秒、単閃赤光毎3秒に1閃光、光達距離5海里で、赤色円すい形頭標1個、同1~40号灯浮標は同期点滅、個付赤やぐら形。
関門航路を進む船舶は、この二つの灯浮標の間を通らなければならない。また、この灯台表の記述によれば、関門航路には40もの灯浮標が設置されてあるということになる。
六連島が近づくと、ひょろっとした灯台が迎えてくれた。六連島東防波堤立標というようだ。立標とは、灯台、灯標のうち灯光を発しない施設のこと。この立標は、航路標識番号5537.3、北緯33度58分5秒、東経130度52分1秒で、構造・高さは赤塔形4.9メートルとなっており、備考に上部に赤色灯と記してある。
(写真3 六連島東防波堤立標。太陽光を電源としているようで、赤色灯を発しているものと思われる)