ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

04 身辺雑記

黄金﨑不老ふ死温泉

(写真1 不老ふ死温泉の名物海辺の露天風呂=2011年7月17日撮影=現在は撮影禁止になっている) 海辺の露天風呂が人気 このたびの五能線の旅では、途中下車し黄金﨑不老ふ死温泉に泊まった。 五能線を東能代から海沿いに北上していくと快速列車で約1…

及川昭伍作『マグカップ』

(写真1 及川昭伍作『マグカップ』) 端正で上品な作品 及川昭伍作の染付である。鳥獣戯画が絵付けされている。 及川さんは、経済企画庁総合計画局長から国民生活センター理事長などを歴任された。早くから陶芸にいそしんでいたようで、日本陶芸倶楽部正会…

金子三勇士ピアノコンサート

(写真1 開演前の会場の様子) 新しい時代をつくるクラシック 12月2日新宿文化センター大ホールで開催された。 金子三勇士(かねこみゆじ)は、人気の若手ピアニスト。群馬県高崎市生まれ30歳。父日本人、母ハンガリー人。バルトーク国際ピアノコンクー…

ミロスラフ・クルティシェフピアノリサイタル

(写真1 演奏会場の様子) ロシア気鋭のピアニスト 8日築地の浜離宮朝日ホールで開催された。 ミロスラフ・クルティシェフは、ロシア気鋭のピアニスト。レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ34歳。第13回国際チャイコフスキーコンクール(4…

函館の「箱庭カフェ」

(写真1 店舗玄関の様子) まるで〝ふるカフェ〟の世界 函館市電に乗っていたら十字街電停付近で古い商店のたたずまいにカフェの文字がチラッと見えた。それで、気になって帰途電車を降りて確認したところ、これはもうまるで〝ふるフェ〟の世界ではないか。…

N響 夏 2019

(写真1 演奏開始直前の客席の様子) ロシアとフィンランド 北国の叙情 NHK交響楽団の演奏会が7月19日、NHKホールで行われた。毎年夏恒例の一般向けの演奏会で、スポンサー岩谷産業。指揮はモスクワ生まれのディマ・スロボデニューク。 今年の演目…

定点観測地点田老へ

(写真1 2019年3月26日震災8年目の田老) 8年目の被災地を訪ねて③ 宮古からはさらに北上を続け田老を目指した。宮古-田老間は、鉄道なら路線距離12.7キロ、約19分、自動車でも約20分のところである。現在は宮古市に編入されている。 (写真…

8年目の被災地を訪ねて①

(写真1 陸前高田で14メートルもかさ上げされた台地) 陸前高田から釜石へ 岩手県の三陸沿岸が北から南まで鉄路でつながった三陸鉄道リアス線163.0キロを通常営業2日目の3月25日に久慈から盛まで一本で乗り通したが、翌26日には、レンタカーで…

新京成線つたい歩き(続き)

(写真1 習志野は高台を開拓したのか坂が多かった) 26.5キロをついに完歩 2018年11月15日から始めた新京成線のつたい歩きは、第2日の12月29日には高根公団駅まで到着していて、このたび残っていた終点京成津田沼駅までを歩いた。 2月1日…

新京成線つたい歩き(再開)

(写真1 小金牧の野馬土手。総延長は150キロもあったと記されている) くぬぎ山駅から高根公団駅まで つたい歩きとは、鉄道線路沿いをつたって歩くこと。久住昌之著『線路つまみ食い散歩』を読んでこんな鉄道漫歩もあるのかと思い興味を持って実践してみ…

島原からは熊本へ海路で

(写真1 島原港へ接岸したフェリー。熊本港へと折り返す) 有明海をフェリーで渡る 福岡、佐賀、長崎と回ってきたこのたびの九州旅行では、島原からは熊本へフェリーで渡った。島原港のフェリーターミナルは島原鉄道の島原外港駅から歩いて数分のところだっ…

ポム死す

(写真1 在りし日のポム。2007年) スコティッシュホールド18歳 我が家の愛猫ポムが7日夜8時20分死んだ。2001年3月1日生まれだから、17歳と9ヶ月だった。猫としては長生きだったのだろう、人間に換算すると86歳くらいだったらしい。 …

新京成線つたい歩き②

(写真1 路線中の大きな駅八柱駅前。右隣がJR新八柱駅) 素晴らしい景観の常盤平の桜並木 みのり台駅を出てそろそろお昼。歩きながらいい店はないものかと物色していた。鰻屋があったが時間がかかりそうで敬遠。うまそうなラーメン屋があったが、ここは1…

新京成線つたい歩き①

(写真1 松戸駅を出発した新京成線電車) 楽しい初体験 久住昌之の『線路つまみ食い散歩』を読んで俄然〝つたい歩き〟に興味を持った。つたい歩きとは、鉄道線路沿いをつたって歩くことだが、乗っていては見えてこないものが見えてくるのだろうか、そう思っ…

切手「灯台150周年」

(写真1 灯台150周年記念郵便切手シート) 灯台の役割に思いを致す 灯台150周年記念郵便切手が発行されている。82円郵便切手10枚組1シートの特殊切手で、シート単位の販売であり820円。 我が国ではこれまでも何度か灯台に関する記念切手が発…

臭い花

(写真1 その名の通り臭い匂いがきついクサギの花) 猛暑にも負けぬ花 ここ数日こそ涼しいが、今年の夏は異常なほどの暑さが続いている。35度を超すなどと初めて体験する暑さだ。私は冷房が嫌いで、これまではエアコンを使わないで過ごしてきたが、今年は…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 山間の小駅にひっそりと停車中の列車。大分県の夜明(よあけ)駅で日田彦山線列車と久大本線列車が接続を待っている。汽車旅ではこういうつかの間のほっとする時間が貴重だ。2013年3月19日撮影) 8月16日は夏休みのため記事の更新は行いま…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夜も明けぬ早朝の凍てつくホームで行き違い列車を待つ。ホームに降り立つと厳しい寒さが頬を射す。長野県の飯山線戸狩野沢温泉駅で。2013年1月13日撮影) 8月15日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの写真は挨拶状に添付…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夕日が遠ざかる鉄路を鈍く照らす。迫り来る夜のしじまから逃れるように旅路を急ぐ。今宵はいずこの宿となるや。今は廃線となった留萌本線留萌-増毛間で。2013年7月19日撮影) 8月14日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 釧網本線北浜駅。オホーツク海に面した海辺の駅で、ホームからは潮騒が聞こえる。日中停車する列車は日に3本。静寂の駅舎の前に、ツーリングなのかオートバイが1台停まっていた。2006年9月22日撮影) 8月13日は夏休みのため記事の更新は…

ラジオ体操発祥の地

(写真1 佐久間公園にあるラジオ体操発祥の地碑) 都内に3カ所も 学校が夏休みに入ってラジオ体操の季節。ラジオ体操は夏休みだけのことではなくて、もちろん年中なのだが、近所の公園などでラジオの音楽に合わせて体操する風景はやっぱり夏の風物詩だ。 …

演奏会「N響 夏2018」

(写真1 演奏者が舞台に集まり始めたころの様子) コンサートつづき 二日続けてのコンサート。先週木曜日19日にしずくいし夏の音楽祭2018東京公演を代々木上原のこぢんまりとしたホールで楽しみ、翌20日金曜日にはやはり代々木のNHKホールでNH…

林智之メモリアルコンサートVol.2

(写真1 ミュージックキャンプ受講生も加わった演奏直前の様子) しずくいし夏の音楽祭東京公演2018 すっかり定着したしずくいし夏の音楽祭東京公演。今年も7月19日代々木上原のムジカーザで行われた。昨年に引き続き、2016年に逝去された林智之…

夏を食べる

(写真1 夏の風物詩スイカ) 季節を感じる食べ物 季節を感じるのは花ばかりではないようで、食べ物にも夏を感じさせてくれるものがある。 そうめんなどもそうで、食欲が落ちたようなときでもつるつるとのどごしよく食べられるからありがたい。 スイカも夏の…

夏模様

(写真1 夏の到来を感じるノウゼンカズラの花) 夏に強く咲く花 西日本集中豪雨被災地の皆さんには申し訳ないが、首都圏は晴天の暑い日が続いており夏真っ盛りの様相だ。結局、梅雨らしい雨が少なくて6月末に梅雨明け宣言が出されたのには驚いた。 この頃…

迎賓館赤坂離宮を見学

(写真1 主庭噴水越しに見た迎賓館赤坂離宮) 文化的にも高い価値 迎賓館赤坂離宮を見学した。テレビニュースに映し出される歓迎晩餐会の様子などできらびやかさは知っていたが、実際、どういう施設なのか、文化的価値はどういうものなのか興味があった。 …

灯台フォーラム2018

(写真1 盛況のフォーラム会場)灯台ファンの集い 6月30日土曜日、横浜の波止場会館で開催された。私は初めての参加だったが、今年が15回目だということである。 灯台に関する勉強会が目的だが、全国から灯台ファンが約70名も参加していて、灯台の未…

実が生る

(写真1 蜜柑の木にも実が生り始めた)花から実へ 春にはきれいな花を咲かせていた樹木に実が生り始めた。みがなるに当たるうまい言葉がなくて、実が生ると遣ったが、これからじっくりと成長し秋の収穫となる。 梅はすでに収穫されて漬け込まれたりしている…

香りの良い花

(写真1 香りの良さでバラにも匹敵するユリの花)立ち止まりたくなる香り 香りの良い花というと、さしずめバラなどは代表だろうか。 そのバラがいつしか終わって、この頃香りに誘われるのはユリの花。ユリも種類が多いのだろうから細かくはわからないが、姿…

シルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」

(写真 会場の お台場ビッグトップ)台場で東京公演 お台場ビッグトップで開催中のシルク・ドゥ・ソレイユの東京公演を楽しんだ。 今回の演目は「キュリオス」。好奇心の飾り棚を意味するらしいが、産業革命の時代の様々な骨董品がよみがえるという設定のよう…