ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

黄金﨑不老ふ死温泉

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(写真1 不老ふ死温泉の名物海辺の露天風呂=2011年7月17日撮影=現在は撮影禁止になっている)

海辺の露天風呂が人気

 このたびの五能線の旅では、途中下車し黄金﨑不老ふ死温泉に泊まった。
 五能線を東能代から海沿いに北上していくと快速列車で約1時間10分ウェスパ椿山。徒歩なら15分ほどの艫作が最寄り駅だが、一つ手前の椿山から送迎バスが出ていた。青森県深浦町所在。
  艫作﨑の先端にあり、一軒宿。近年増築したらしく、新館も含め大きな構えになっていた。人気が高まっているのだろうと思われ、来るときに椿山で下車した10数人全員が送迎バスに乗ってきた。大半が中高年の夫婦あるいはグループだった。また、夕食時に気がついたが、宿泊客は6、70人にもなっているようでびっくりした。そのほとんどは自動車でやってきたようだった。
 風呂は、濃い茶色。なめてみると舌がビリッとした。泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)で、pHは6.14、泉温は48.3度と表示にあった。源泉掛け流しだが、入浴に適した温度に保つために加水しているとのこと。注入温度45度、浴槽温度42度とあって、きちんとした説明は好感が持てた。熱いのが好きな私にはもう1度くらい高くてもいいように思われたが、とても温まっていい温泉だった。
 ところで、人気の露天風呂。利用時間は日の出から日が没するまで。この日は到着したのがすでに夕方だったし、寒くて露天風呂には入らなかった。
 建物から百メートルほど離れた海辺にあって野趣溢れた温泉である。8年前の夏に来たことがあって、湯船に浸かると目線が波と同じ高さになって滅多に得られない体験だった。晴れた夕方ならばさぞかし夕陽が美しいのだろうと思われた。
 なお、この露天風呂の写真撮影は禁止だとのこと。トラブルが相次いだためのようで、初めてきたときにはそういう制限もなかった。

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(写真2 不老ふ死温泉の玄関)