ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

老描ポムちゃん

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(写真1 ソファでくつろぐポム)
わがままな癒やし系
 我が家の飼い猫。名前をポムという。顔立ちがりんごに似ているというので、娘がフランス語でりんごを意味するポムと名付けた。2001年3月1日生まれで、満16歳、メス。もはや老描である。数代前までさかのぼれるという血統書付きのスコティッシュフォールドである。ブラックホワイトで、アイカラーはゴールド。生まれてすぐに我が家に引き取られたから、一度も土を踏んだことがなく、寝てばかりいる。性格は穏やかでおっとりしている。私にはまったくなつかないが、癒やし系ではある。

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(写真2 やや年老いてきた感じは否めない)
 家内が可愛がっていて、それも尋常ではないほどの可愛がりようである。特にこの数年来年老いてからは体調には慎重になっており、一人おいていくわけにはいかないといって、夫婦で泊まりがけの旅行にも行かない。
 あきれるほどだが、毎日、全身を暖かいタオルで拭いているし、足湯にもつけている。猫が足湯だなどと聞いたこともない。1日おきに綿棒で耳かきをしているし、3週間ごとに風呂に入りシャンプーを欠かさない。爪切りは月に1回。
 やはり年老いたせいかこのところめっきり食が細くなったし、多少やせてきた。ピーク時が3キロだったものが、このところは2.2キロほど。
 市販のキャットフードしか与えていなかったが、それで、好きなものを食べさせようと工夫しているのだが、鰹節だけは食べる。ただし、口にするのは最高級品だけで、血合いのあるものなど見向きもしない。ほかにはせいぜい焼き魚程度。生ものは一切口にしない。焼き魚もサケ、カレイ、それにサンマくらいなもの。
 今年はサンマが小さくて高いなどといいながら、先日のこと、初物だといってサンマを買ってきた。それも二匹だけで、一匹は私で、もう一匹はポムの分。家内はポムに取り分けた分の残りを食べていた。私もポムのご相伴にあずかったような気分だった。
 猫はまったくの気まぐれ。私のところには寄りつきもしないから放っているが、用のあるときだけ呼びつける。それでもせいぜい水の新しいのが欲しいとか、鰹節が食べたいといった程度だが、食べ終われば感謝の気持ちはないようですぐに離れていく。
 しかし、16年も一緒に住んでいればそれなりの愛着は湧くもので、この頃の体調が気になる。幸い、10年ほど前に熱中症にかかったことがある程度でこれまで病気らしい病気はしてない。あと何年そばにいてくれるものなのか。

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(写真3 好物のサンマをほおばるポム)