(写真1 会場の様子)
ねこといぬ
NHKテレビ『岩合光昭の世界ネコ歩き』で知られる岩合光昭の写真展。千葉県の柏市民文化センターで開かれている。
テレビでは、多くはネコを追いかけているが、この写真展では、ネコとイヌが一緒に写されている写真が多かった。
世界中で取材したようで、それこそ世界どこにも足を運んでいる。穏やかな表情をした写真が多くて癒やされた。
しかし、一瞬のシャターチャンスを得るためのにどれほどに時間を投入したものか。写真というのは基本的にそういうものだろうが、それにしても、気の遠くなるような時間が必要だったのだろう。
ただ、ネコもイヌもある種風景化してしまったようで、餌を奪い合ったり縄張りを守り合ったりといった生存に関わるような厳しい場面がほとんど皆無だった。
また、ネコとイヌの一緒の姿を追い求めていたが、好みでいえば、ネコだけの表情、姿、行動にもっと注力して欲しかったように思えた。