ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

香りの良い花

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(写真1 香りの良さでバラにも匹敵するユリの花)
立ち止まりたくなる香り
 香りの良い花というと、さしずめバラなどは代表だろうか。
 そのバラがいつしか終わって、この頃香りに誘われるのはユリの花。ユリも種類が多いのだろうから細かくはわからないが、姿もいいしつい立ち止まりたくなる。ただし、ユリの花にも香りのないものもあるから厄介だ。

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(写真2 甘ったるい香りについ誘われるクチナシの白い花)
 もう花期も終わりに近いが強い芳香ということではクチナシ。甘ったるい香りをまき散らしていて、遠くからでも風に乗った香りが届く。花には一重のものと八重のものとがあるようだが、八重のものの方が香りは断然強い。ただ、この花は色褪せしやすいから香りの良さに気づかないで通り過ぎる人もいるに違いない。
 5月末から咲いていてこれも花期はそろそろ終わりだが、タイサンボクも香りは強い。ただ、高木だからレンゲのような肉厚の花弁をした真っ白い花を楽しむことはできるが、なかなか顔が近づかない。それでも、運がいいと下の枝に咲いた花を見つけることがあって、ツンとした香りが鼻腔に広がる。肉厚の大ぶりの花の形からは想像できないような鋭い香りだ。
 それにしても、花はどうしてあんなにもいい香りをするのだろう。媒介する虫たちもいい香りが好きなのだろうか。今度機会があったらチコちゃんに聞いてみよう。うっかりすると叱られるかもしれないが。

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(写真3 花の形には似合わないほどの鋭い香りのタイサンボク)