ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

NYの新名所ハイライン

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(写真1 高架鉄道跡地を公園化したハイライン)
貨物専用線の廃線跡を公園化
 ニューヨーク(NY)で新名所となっているのがハイライン(High Line)と呼ばれる公園。
 かつてウエストサイド線と呼ばれていた貨物専用線は廃線となったまま長らく放置されていたが、高架部分を公園化した。
 マンハッタンの西側、ハドソン川沿いに南北に伸びており、北は34丁目から南へ14丁目のガンズヴォート・ストリートまで全長2.3キロ。
 私は北側から歩きはじめたが、とても見晴らしがいい。高さ9メートルの高架線跡地だから当然で、右手はハドソン川となっており、左手にはミッドタウンの高層ビル群が伸びている。線路がそのまま残っているのも廃線跡らしくていい。

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(写真2 沿線には広大な車両基地。おびただしいほどの編成が留置されていた)
 歩きはじめてすぐに車両基地が見えてきた。ペンステーションのものであろうか、30本もの留置線が横一線に広がっていて、おびただしいほどの編成が留置されている。壮観である。車両から判断すると、AMTRAKとLIRR(ロングアイランド鉄道)のようだ。
 ハドソン川の対岸にはニュージャージーが見えるし、左には摩天楼が続いている。様々なデザインの個性的なビルが多くて見飽きることがない。エンパイアステートビルも見えた。
 人気の新名所らしく大勢の人々がのんびりと散策を楽しんでいる。ちょっと風は冷たいが絶好のプロムナードだ。ところどころには地上と結ぶ階段が設けられているし、トイレも設置されていた。
 廃線後しばらく放置されていたその環境を見せようというのか、草がボウボウと伸びていたり、あるいは木立になっているところもあった。
 ハイライン沿線は人気で、再開発が進んでいるようで、沿線のビルの様子がすぐ目の当たりにできるのも楽しかった。

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(写真3 廃線をビルが跨いだものであろう、線路がビルの谷間を突き抜けていた)