ABABA’s ノート

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テレホンカード

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(写真1 手元にあるテレホンカード)
緊急時に重宝
 携帯電話の普及でこの頃ではすっかり使用することも見かけることもなくなったテレホンカード。公衆電話自体が少なくなったから当然といえば当然で、子どもたちにはもはやテレホンカードそのものを知らないかもしれない。
 テレホンカードとは、公衆電話で使用できるプリペイドカードで、50度数100度数などと磁気カードになっている。
 携帯電話のなかった時代、とても重宝したもので、硬貨切れを気にすることなく電話をすることができた。
 中には、あらかじめ登録されている番号を自動的に呼び出してくれるカードもあって、これなど、どういう仕組みになっているものか、一般の呼び出しでは話し中になっている混み合った番号でも優先して繋がったものだった。
 30年以上前にもなるか、爆発的に普及した時代には、カードの表面を自由に印刷することもできたからプレゼント品としても好まれた。
 記念品としたり、ノベルティとして使われたりした。開店記念や結婚記念、中にはホールインワン記念などというものもあった。ちょうど名刺と同じようなサイズであり名刺代わりに配っている人もいた。
 今では見向きもされなくなったようなテレホンカードだが、実は、私は日頃から必ず1枚は携帯している。
 その理由は緊急用で、大きな災害などがあると、一時的にせよ携帯電話が混み合って繋がらない場合がある。そういう場合公衆電話なら繋がる。経験したことはないが、そういうことらしい。家族の安否などを確認したい場合には必需品となる。そういうことで、家族にも必ず1枚は持たせてある。
 また、携帯電話は持っていても、外出先で電池切れはよくあること。日頃は携帯電話などかかってくることはあってもかけるこのない私でも、テレホンカードがあれば小銭がなくても電話がかけられるからありがたい。
 つい最近、ある人から「余っているテレホンカードがあるがいらないか」という誘いがあった。
 年中使っているわけではないが、必ず持ち歩いている者としてはありがたい申し出、早速数枚いただいた。
  なお、記念品としていただいたカードはなかなか使いにくいもの。そういうカードが引き出しの奥になどしまわれているもの。この際、引っ張り出して探してみるのもいいかもしれない。