ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

春が来た

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(写真1 乙女椿の花)
春を告げる花
 三寒四温の状態ははまだまだ続くだろうし、早春賦に歌う、春は名のみぞ風の寒さや、という日も繰り返されてはいるが、春の到来を咲く花が告げている。
 どの花が咲くと春を感じるかは人それぞれだろうが、私の場合、椿が咲き始めるといよいよ春だと強く意識する。
 特に乙女椿が好きでいつも待ち焦がれている。今年も庭先や公園などで品のいい花を咲かせている。淡いピンクが優しく、まるで和菓子のような整った姿がいとおしい。
 ボケが満開になっていた。濃い紅色が一般的だが、中には白やピンク耳かけられた。
 沈丁花も満開となった。小さな花が鞠のように塊に咲くのが特徴だが、何よりも強い香りに惹きつけられる。
 サンシュユも春を告げる花であろう。山茱萸と当てるが、黄色い花がいっぱいに咲く様子は鮮やかだ。樹影もいいし。遠目にはその色合いからマンサクと見紛う場合がある。なお、子供頃よく耳にしていた記憶があるが、宮崎地方の民謡稗搗節(ひえつきぶし)に出てくる、庭のサンシュウの木~、のサンシュウとは別物らしいから念のため。

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(写真2 サンシュユの花)