ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

桜はまだか

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(写真1 気高く美しいハクモクレンの花。本格的は春の到来だ)

春だ!春だ!
 20日都心で桜の開花宣言が出た。全国で最も早かったらしい。
 で、翌日、私も近所の公園に果たして開花しているのか見に行ってきた。この公園には桜の木は数十種数百本もあるのだが、なるほど数本咲いている木があった。ただ、色がやや紅色がかっているし、花はぶら下がるように咲いているから緋寒桜かも知れない。
 いずれにしてもソメイヨシノではないことは明らか。気象庁が行う桜の開花宣言はソメイヨシノを標本木にしているはずだから、他の種類の花が咲いていても開花宣言とはならない。
 ただ、春は日増しに進んでいて、ハクモクレン(白木蓮)が咲いていた。これが咲けば春も本格的だ。ハクモクレンの純白な美しさはいかにも高潔という花言葉に似合っている。花弁は肉厚で、咲き始めはチューリップのような花の形をしていて可愛らしくもある。
 木蓮としてはこっちが本筋なのだろうが、紫色をしたシモクレン(紫木蓮)はもう少し遅れて咲くはずだ。

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(写真2 ハクモクレンと混同しがちだがこちらはコブシ)
 コブシも咲いていた。同じようにモクレン科だし、真っ白い花だからハクモクレンと混同しがちだが、遠見にはともかく、花の形はまったく違う。
 もう一つ白い花ということでは、ユキヤナギが咲いていた。生け垣に好まれるようだが、小さい花をいっぱいにつけて、まるで白い垣根のようだ。

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(写真3 これも白い花のユキヤナギ)