ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

今年も文旦届く

(写真1 今年も届いた文旦)

高知から春が来た

 今年も高知から文旦(ぶんたん)が届いた。
 世話をしてくれる人がいて高知四万十川流域の生産農家から直接届くのだが、段ボール箱を開けると、柑橘類の香りがいっぱいに広がってまるで春が届いたようだ。実際、この文旦が届くと、今年も春が来たとつくずく思う。
 文旦は、直径10数センチほど。厚手の皮に覆われている。果汁はほどほどで、夏みかんほど酸っぱくもなく、みかんほど甘くはなく、甘酸っぱさもほどほど。果実は多くとてもうまい。
 ただ、皮が厚くて、やや難点。様々な食べ方があるのだろうが、私はまず天と地を厚さ5~10㎜ほどにカットし、次いで皮を剥く。中身を取り出し、一房ずつ甘皮を剥いてそのままむしゃむしゃと食べる。ワイルドな食べ方だが、この食べ方が文旦本来の味を引き出してくれるようだ。
 とても香りが良くて、届けてくれる生産農家では、地熱貯蔵で50日ほど追熟しているようで、清涼感のある風味が生まれているのであろう。