ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

文=リウ・スーユエン、絵=リン・シャオペイ『きょうりゅうバスでがっこうへ』

人気シリーズ第2弾

 台湾の絵本。『きょうりゅうバスでとしょかんへ』に続く人気シリーズの第2弾。
 きょうりゅうバスがこどもたちをのせてがっこうへむかいます。こどもたちはねぼうするこやずるやすみするこはひとりもいません。だって、がっこうのばすはようりゅうくんだからたのしいのです。
 のどかな絵がいい。小さな子が描いたようなのびやかでやさしい絵だ。
 物語もやさしくて、読んでいるうちに、自分もきょうりゅうくんが好きになるようだ。
 近所の図書館には、児童・幼児向けのコーナーがあって、こどもたちが貪るように絵本を読んでいる様子を見かけることができる。物語の世界の扉を自分で開けることは大事だ。絵本に親しんだこどもは、大きくなっても、物語を育んでいくに違いない。
 文リウ・スーユエン、絵リン・シャオペイ、訳石田稔。世界12カ国で出版されている人気シリーズ。
 なお、この絵本には工夫があって、カバーの裏面が〝学校への行き方ポスター〟になっている。アルゼンチンやモンゴルなど様々な国の登校の乗り物が紹介されている。
(世界文化社刊)
お断り:今年の投稿は本日が最終です。ご愛読ありがとうございました。どうぞ良い年をお迎えください。新年は1月10日から再開します。