(写真1 盛況の会場)
イノベーション進む
2022国際ウエルディングショー(日本溶接協会・産報出版主催)が、昨日7月13日東京ビッグサイトで開幕した。会期は16日までの4日間。
国際ウエルディングショーは、溶接・接合、切断に関する世界的な展示会で、世界最先端の技術と製品が結集することで知られる。
2年ごとに開催されてきているが、前回2020年はコロナの影響で中止となったから今年が4年ぶりの開催。
今年もコロナの影響が残っており、海外勢の顔ぶれは見られなかった。特にリンカーンやエサブ、フロニウスといった世界のトップクラスの企業や、グループで出展する中国、韓国といった姿が見られなった。
それでも出展者数は285社に上り、前回の247社を大幅に上回って過去最大規模となった。このため、展示パビリオンも、ビッグサイトの4号館から7号館まで4館を使用するという大きな展示会となっていた。
特に今回は、IIW(国際溶接学会)2022年次大会・国際会議と同時期開催となっているところから、カーボンニュートラルの未来を一堂に展示するコラボ展示コーナーも設けられており、注目を集めていた。
このコーナーでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)による生産革命をキャッチフレーズにAM(アディティブ・マニュファクチャリング)3D積層造型技術や、自動車、建設、造船、核融合、水素社会、洋上風車の各分野でイノベーションが提案されていた。
広い会場には、「日本から世界へ 溶接・接合、切断のDX革命-製造プロセスイノベーションの到来」のテーマに沿った展示が目立ったほか、プロセスとしてはレーザの溶接、切断、AMへの応用が幅広く展開されていた。
(写真2 IIWコラボ展示の様子)