ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

シャクヤクとボタン

(写真1 ボタンと似ているシャクヤクの花)

カキツバタとアヤメ

 このごろ咲いている花で違いのわかりにくいもの。
 シャクヤク(芍薬)とボタン(牡丹)がわかりにくい。ボタンが先に咲いて、シャクヤクがちょっと遅れて咲いている。なまじ花期が近いからボタンかと思うが、子細に見るとシャクヤクである。
  ボタンが幾重にも厚く丸まって花弁を付けているのに対し、シャクヤクは花弁が細かい。しかも、まっすぐに伸びている。ボタンが木であるのに対しシャクヤクは草である。立てば芍薬座れば牡丹とはよく言ったものだ。

(写真2 これはカキツバタの花)

 カキツバタ(燕子花)とアヤメ(菖蒲)もその違いがわかりにくい。
 花の中心が白っぽいのがアヤメで、カキツバタには模様はない。しかし、全くの別種だというから困る。
 花の違いとは関係ないが、バラはもうあちこちで見かけるが、アジサイはまだ花を見かけない。我が家の庭でもアジサイの葉が茂りだして、開花の近いことを教えてくれている。そのアジサイの葉に、夜来の雨の水滴が光っていた。とても風情のあるもので、はっとする美しさが感じられて、思わずカメラのシャッターを押した。

(写真3 水滴が光るアジサイの葉)