（写真１ ｉＰｈｏｎｅ ＳＥ外観）
使い慣れるのに手間取る
このたびｉＰｈｏｎｅ ＳＥ２を購入した。これまでは、携帯電話とスマートフォンの２台を同時に使っていた。振り返ってみれば、かつては、携帯電話は電話専用で、メールを送受信したり、インターネットに接続したりという通信はもっぱらノートパソコンあるいはタブロイドを使っていた。それが、現役を退いてからはかさばるノートパソコンなどは敬遠するようになり、スマートフォンを使うようになっていた。
しかし、２台同時使用はいかにも余計で、メールやインターネットなどの必要性も薄れて１台にまとめた。
機種をどれにするか、特にこだわりはなかったのだが、経費の負担と周囲の人たちの評判や店頭での比較検討などから最終的にはｉＰｈｏｎｅＳＥ２を選んだ。
とてもスマートなデザインで外見はまずは気に入った。ｉＰｈｏｎｅには各種あったが、このＳＥが私のニーズに合致していた。タテ１３８.４ミリ、ヨコ６７.３ミリ、厚さが７.３ミリとコンパクト。重さも１４８グラムと軽量。何事によらず小型軽量が私の好み。
画面サイズは４.７インチ。このごろのスマートフォンにしては小さい方だろうが、映画を見るわけでもゲームをするわけでもないからこれで十分。
機能やアプリケーションも豊富すぎるほど。私がやりたいことは、まずは電話とメールの送受信。家には固定電話があり、デスクトップパソコンもあるのだが、あまり使うことはないとはいっても、やはり外出時に携帯できることは便利。ほかには音楽を聴いたり、写真を見たりとこの程度。それもたまにあるだけのことだが。
さて、ｉｐｈｏｎｅを購入。電話やメール送受信の設定は販売店でやってもらった。旧来の携帯電話やスマートフォンからの移行もやってもらった。
これで当座の必要なことは済んだのだが、せっかくだから音楽や写真なども外部から取り込みたい。
このことについては、私はかつてタブレットでアップルのｉＰａｄを使っていた経験があったので、音楽や写真などの取り込みは、アップルの場合、パソコン上のｉＴｕｎｅｓを媒介して実行するということは知っていた。
それで、パソコンとｉＰｈｏｎｅｓを同期させようとコードを繋ごうとしたのだがこれがうまくかない。ああだこうだとやってもうまくかない。ｉＰａｄでは問題なくうまくいっていたのにどうしたことか。理由がわからない。見当もつかない。なお、パソコンはＷｉｎｄｏｓである。アンドロイド系のスマートフォンの場合は、マイクロＳＤカード使用するのでわかりやすいのだが、アップル系はやや勝手が違う。
それで、秋葉原のヨドバシカメラのｉＰｈｏｎｅ売り場に行って相談したがわからないといい、その足で銀座のｉＰｈｏｎｅショップに行っても首をかしげるだけ。ｉＰｈｏｎｅのサポートセンターに電話で問い合わせてくれとのこと。
しかしそれも営業時間がすでに終わっており、翌日に持ち越すことになったのだが、帰宅して嫁いでる娘からかかってきている電話を婿殿に代わってもらって、かくかくしかじかと話したたところ、ふと思うところがあったらしく、「ケーブルを写真に撮ってメールで送って下さい」とのこと。
早速その通りにしたところ、すぐに返事が来て、私が購入したｉＰｈｏｎｅのケーブルは、パソコン側の端子がＵＳＢ-Ｃというタイプのコネクタで、一般のＵＳＢとは違うということ。Ｗｉｎｄｏｗｓパソコンなら旧来のＵＳＢが有効だということだった。私がかつて使っていたｉＰａｄのケーブルを引っ張り出して使ってみてくださいとのことだった。古いｉＰａｄはＵＳＢも一般的なもののはずというわけである。
言われた通りにやってみたところ、うまく繋がって同期ができた。ごくごく簡単なことだった。つまり、アップルはＵＳＢコネクタの形状を新しいたタイプに変更していたのだった。
そうすると、ヨドバシやｉＰｈｏｎｅショップの店員はなぜそのことに気がつかなかったのだろうか。私の使ってるパソコンはＷｉｎｄｏｗｓだということは説明していたのにである。
はなはだ腹の立つことで、素人の婿殿でもすぐに気がついたことを、なぜ専門店の店員が気がつかなかったのか。商品知識が欠落していると、少々きつく指摘せざるを得ない。あるいは、アップルという企業風土が、アップルは製品をつくるだけで、使い方は顧客任せということなのだろうか。何しろ取り扱い説明書も添付されていなかったし。
ただ、アップルの名誉のために断っておくと、ほかの事柄でアップルのサポートセンターに電話したところ実に懇切丁寧に説明してくれていて、約１時間にも渡って私の問題解決に付き合ってくれたことがあった。パソコンであれプリンターであれ、テレビであれ近年購入した電気製品の取り扱いに関するカスタマーサービスでこれほど親切なことは経験のないほどだった。
（写真２ ｉＰｈｏｎｅとパソコンを接続させるコネクタ。左がＵＳＢ-Ｃで、右がごく一般的なＵＳＢ）
