ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

秋めいて

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(写真1 彼岸花の花)

暑さも彼岸まで

 早朝のウォーキングはさすがに肌寒さを感じるようになってきた。半袖半ズボンでは寒いが、歩いているうちにすぐに汗ばむからちょうどいい。
 暑さ寒さも彼岸までというように、猛烈な暑さはなくなって、秋めいてきた。咲いている花も秋の彩りだ。
 彼岸花が咲いている。その名の通りこの季節の花だ。曼珠沙華という別名もあって、儚げだが人気がある。何でも別名が100ほどもあるそうで、不気味さがあって忌み嫌う向きがあるところから別名が増えたのであろう。
 この花は朱色が多いが、黄色や白、銀色などと様々な色が見受けられる。

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(写真2 キンモクセイの花)

 キンモクセイが咲いていた。近づいただけで香りが漂ってくるからキンモクセイが咲いているとすぐ気づく。金木犀と当てるように、なるほど、幹は犀の肌そのものだ。ちょっと気持ち悪さもある。

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(写真3 キンモクセイの幹)

 ススキは秋の七草。芒あるいは薄とも当てられ、尾花とも呼ばれる。また、萱とも。それほどに親しまれているとも言えそうで、心象を表すにも絶好だ。そう言えば、堀田善衛の自伝的小説『若き日の詩人たちの肖像』に、あの人はどういう人かとお前は聞くのか、あの人は風にきらきら光りつ靡く、芒の原のような人だと私は答えよう、という詩の一節があった。50数年前に読んだこと、正確ではないが、大意そのようであったと記憶していて、ススキを見るといつでもこの一節が思い起こされる。

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(写真4 ススキの穂)