ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

千葉市美術館

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(写真1 千葉市美術館さや堂ホールの内部)

歴史と芸術が交差する施設

 県庁所在地では、県立の美術館と市立の美術館と双方あるところは珍しくはないが、千葉市の面白いところは、県美が市役所のそばにあり、市美は県庁の近くにあるということ。とくに取り立てるほどのことでもないが、行ってみるとそういうロケーションだった。
 千葉市美術館には千葉モノレールで終点県庁前駅の1つ手前の葭川公園駅が最寄り。この辺り一帯は千葉市の中心に位置し、きちんと整備された区画が並んでいる。
 葭川公園駅から徒歩5分ほど。国道126号線に面し、国道51号線と交差する広小路交差点にほど近い。

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(写真2 国道126号線に面した千葉市美術館外観)

 建物の外観は表側は列柱が並んだようなデザインだ。これは古い建物を尊重したもののようで、かつては川崎銀行千葉支店だったとのこと。1927年に建てられたネオ・ルネサンス様式で、千葉空襲にも焼け残った歴史的建造物。
 1994年に完成した新しい建物は、この歴史的建造物を覆うようにして建てられた「さや堂」方式。
 中に入ると、列柱が並ぶ威厳に満ちたかつての建物が迎えてくれ、〝さや堂ホール〟と名づけられたホールとなっている。かつては銀行の店舗だったのだろうが、現在は展覧会などの催し物を行うホールとなっている。
 建物は11階建てで、当初は市の施設と共用する複合施設だったようだが、その後市の施設は他所へ移転し、現在では全館美術館となっている。
 ちょうど1年前にリニューアルオープンしたばかりで、8階7階が企画展示室、5階が常設展示室となっている。市民ギャラリーもあり、レストランやカフェもってなかなか充実した施設だ。
 この日は、企画展示室では大・タイガー立石展が開催されていたほか、常設展示室ではコレクション展が行われていて、谷文晁や池大雅のほか、歌麿、北斎、国吉、などの浮世絵の展示もあった。

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(写真3 列柱が建ち並ぶかつての建物に触れられる美術館内部)