ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

香港と広州の駅

シリーズ 世界の駅STATION

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(写真1 香港九龍駅 =1990年12月2日

中国の鉄道駅④

香港九龍駅
 もう30年以上前にもなるが、香港から中国大陸へ単身渡ったことがある。
 このときは、香港の九龍(くーろん)駅から新界駅まで香港の都市交通で行った。新界は、香港側の国境で、大陸側の深圳との間にある深圳河に架かる橋を徒歩で渡った。この国境の橋の上に税関やら国境警備の事務所があり、ここで入境許可証を発行してもらった。ビザはあらかじめ用意していなかったので長い列に並んだが、大変な混雑で、まるで追い剥ぎのようなスリが横行しているのには閉口した。スリは極刑なそうで、そのためか発覚しそうになると相手を刺し殺しかねないといわれていて大変物騒なものだった。
 深圳からは、中国国鉄で広州へと向かった。深圳(しんせん)は当時すでに近代工業が発展の緒に就いていたころだったし、広州はまた広州交易会を通じて中国貿易の担い手だった。
広州東駅

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(写真2 広州東駅)

 広州は大都会で、街を取り囲むようにいくつかの駅が配置されているのだが、ろくな下調べもしていなかったので車中で同じボックス席になった若い女性に、広州の中心の駅はどこかと尋ねたら、〝広州東〟と教えてもらったのだった。それで降り立ったのが広州東駅で、幅の広いメインストリートがまっすぐに伸びていた。
 その後も広州には出かけたが、このごろの広州の街はあまりにも大きすぎて、広州東駅も大きな変貌を遂げていた。
 そういう思い出のあるところだが、いまや、2018年には、広州と深圳・香港を結ぶ広深港高速鉄道が開通している。