ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

大連と瀋陽の駅

シリーズ 世界の駅STATION

f:id:shashosha70:20210428100600j:plain

(写真1 在来線の大連駅=2016年6月15日)

中国の鉄道駅②

 大連は、中国東北地方、遼東半島の南端に位置する。旧満州であり、初めロシア、次いで日本が支配していた時代もあって国際色豊かな美しい都市である。貿易港として開け、現在も日本とのつながりは深い。
大連北駅

f:id:shashosha70:20210428100834j:plain

(写真2 高鉄が乗り入れる大連北駅)

 大連へは北京から高鉄(高速鉄道)で結ばれている。所要約5時間。到着したのは大連北駅。高鉄のために新たに設けられた新駅で、大連市街の北に位置している。駅舎は高鉄駅らしく広大。
大連駅

f:id:shashosha70:20210428100924j:plain

(写真3 大連駅コンコース)

 在来線の大連駅は、どこか懐かしさにとらわれるが、実は日本人の設計で、上野駅に似ている。2層になっていて、2階が乗車フロア、1階が到着フロアと合理的。
 コンコースに掲示してある発車時刻表を見ると、行き先表示は吉林、牡丹江、瀋陽、斉斉哈爾、長春、北京などとあって東北地方各地を中心に鉄路が延びていることがわかる。

f:id:shashosha70:20210428101025j:plain

(写真4 大連駅プラットホームの様子)

 ホームで発車する列車を見ていると、行き先は牡丹江などとあり、遼東半島を南から北へと北上する列車で、所要は何時間ほどか。寝台車が連結されていて、大きな荷物を持った人々が乗り込んでいく。旅情がいや増す風景だ。

f:id:shashosha70:20210428101127j:plain

(写真5 大連の路面電車。かなり古びた車両がそのまま走っている)

瀋陽駅

f:id:shashosha70:20210501112839j:plain

(写真6 瀋陽駅の美しい駅舎=2005年4月12日)

 かつて奉天駅と呼ばれ、旧満州時代には多数の路線が乗り入れ中心となる重要な駅だった。1910年の開業で、東京駅を設計した辰野金吾の弟子たちによる設計で、美しい外観は東京駅に似ている。広大な駅前広場がある。
 大連とは連京線で結ばれており、大連から396.6キロの距離にある。満鉄時代には特急あじあ号で所要5時間弱のところだった。