ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

京急空港線

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(写真1 1番線ホームに到着した品川方面からの空港行き列車)

京浜間海沿いの小路線①

 風邪をこじらせてしまってここのところ泊まりがけの旅行は控えている。寝込むようなこともないので、遠出は避けて近いところの鉄道を求めて乗っている。初めてのところもないのだが、やはり乗れば新鮮な面白さがある。
 まずは京急空港線。京急蒲田駅と羽田空港国内線ターミナル駅を結ぶ全線6.5キロ、駅数7の路線。浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールとは競合路線である。
 3月15日、京急蒲田駅。空港線の起点駅だが、ここで空港線の発着をみていると面白い。
 正月の箱根駅伝で開かずの踏切として悩ましてきた京浜国道との平面交差は高架化工事によって解消され、同時に、大幅な時間短縮となり空港線の強化となった。
 現在の京急蒲田駅は、1階が改札階で、2階が上りの4-6番線、3階は下りの1-3番線という3層構造になっている。

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(写真2 2階ホームの行き先案内には、青砥、品川、羽田空港、泉岳寺、印旛日本医大各方面行き列車が並んでいる)

 横浜方面から来た空港線乗り入れの列車は4番線に到着し、スイッチバックして羽田空港へと向かう。大半は新逗子発の4両編成の急行列車である。
 一方、品川方面からの列車は1番線に到着しそのまま分岐して羽田空港へと向かう。大半が6両編成の特急列車。
 つまり、品川、横浜両方向からの列車が羽田へ向かっており、非常に本数が多い。明らかにモノレールとの競合を意識した運行であろう。
 乗ったのは1番線からの羽田空港国内線ターミナル行き。14時21分の発車。京成の車両が運用されており、京成、都営地下鉄を経てきた特急列車。
 特急列車だから、出発すると糀谷、大鳥居、穴守稲荷、天空橋と途中すべて飛ばし、羽田空港国際線ターミナルを経て羽田空港国内線ターミナル。14時29分の到着。所要わずか8分。
 前方の改札を出るとそこは第二ターミナル。ANAのターミナルである。JALが発着する第一ターミナルとは約500メートル、10分ほど離れているといい、地下道を歩くかターミナル間連絡バスを利用してくれとのことだった。トランクを引きずっての移動などJALの利用者にとってははなはだ不便なようだった。
 帰途はモノレールを利用したが、空港第二ビル、空港第一ビル、国際線ビルとすべてのターミナルごとに駅があったから、京急線かモノレールか利用者にとってはよくよく選択に迫られるようだった。

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(写真3 にぎわいの羽田空港国内線ターミナル駅。発車案内には印旛日本医大、新逗子、高砂、新逗子と各方面行きが短い時間間隔で並んでいる)