ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

西鉄甘木線

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(写真1 西鉄宮の陣駅。右が天神大牟田線大牟田方面ホームで、左奥が甘木線ホーム)

筑紫平野を走る

 西鉄(西日本鉄道)は大手私鉄。首都圏、京阪神圏、中京圏以外では唯一の大手である。鉄道事業としては稼ぎ頭の天神大牟田線を筆頭に太宰府線、甘木線、貝塚線の4つの鉄道路線を有している。かつては福岡市内や北九州市内で路面電車も運行していた。
 そのうちの一つ甘木線(あまぎせん)。佐賀県境にもほど近い福岡県南西部から南央に伸びる路線で、天神大牟田線の宮の陣駅(久留米市)と甘木駅(朝倉市)との間を結んでいる。営業距離17.9キロ。駅数12。
 11月27日。西鉄のターミナル、西鉄福岡(天神)8時12分発急行花畑行きで、まずは宮の陣へ。38分。天神大牟田線の2面2線のホームに、Y字に片側1線のホームがくっついているというのが甘木線ホームで、こちらが1番線である。
 2両のワンマンカー。8時56分発甘木行き。白濁した水色あるいは薄いグリーン色に赤帯が1本入ったという印象の車体色。平日なので車内は空いている。筑紫平野を横断しているという様子。畑地が広がっている。下り列車と思ったが、上りなそうである。

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(写真2 単線のため途中駅で行き違い列車と交換。左は停車中の甘木行き。右は接近してきた大牟田行き列車)

 停車時間が長い。列車交換のためで、単線なのである。37分で甘木到着。1面2線のホーム。すぐに反対ホームから発車した列車の行き先表示は大牟田行きとなっていた。どうやら大牟田-甘木間の運行が基本のようである。
 小さな駅だが、目の前を交通量の多い道路が走っていた。

 

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(写真3 西鉄甘木線甘木駅。行き止まりの終着駅である)