ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

南海加太線

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(写真1 さかな線の愛称もある加太線の車内。つり革もさかなの形)

愛称は〝さかな線〟

 和歌山港線から帰ってきて加太(かだ)線に乗り継いだ。加太線は紀ノ川駅と加太駅間が線区だが、すべての列車は和歌山市駅発着となっている。沿線には新日鐵住金和歌山製鉄所もあり和歌山市への通勤路線となっている。
 加太線は、和歌山市駅3番線からの発着。2両のワンマン運転。電車。

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(写真2 和歌山市駅3番線に停車中の加太線電車)

 電車はピンク色。車内も同じくピンク色と明るい。〝さかな線〟の愛称がついていて、つり革の持ち手もさかなの形になっている。また、車内には広告が1枚もないのには感心した。
 10時55分和歌山市を発車すると間もなく紀ノ川を渡った。大河である。左前方遠くには製鉄所も見えたが、鉄橋のトラスが邪魔をしていい写真が撮れない。
 和歌山市駅を出て次の紀ノ川駅までは本線。ただし、すべての列車は和歌山市発着である。ここから左にカーブして加太線内に入った。
 紀ノ川駅-加太駅間8.6キロ、駅数は起終点含め8駅。沿線には住宅が多い。単線であり、中松江で列車の行き違いが行われた。磯ノ浦で左車窓に海が広がり、沖待ちをしている大型船が数隻見えた。
 そうこうして11時19分終点加太到着。2面2線のホームだが、使用されているのは1面1線のようだ。
 小さな駅だが、近くには海水浴場もあり、それらしいグループが数組下車した。通勤路線であり、行楽路線でもあるようだ。
 また、加太は紀淡海峡に面しており、地元では本州と淡路島を結んで海峡幅11キロを渡る紀淡連絡道路に期待があるようだ。

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(写真3 加太駅の様子)