ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

京都観光人気第一位

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(写真1 伏見稲荷の名物千本鳥居。おびただしいほどの朱色の鳥居が回廊となっている)
伏見稲荷に詣でる
 京都はたびたび訪れているし、今さら見ておきたいところも少ないし、同行者の体調も考慮して市街中心をのんびりと巡った。
 そういう中で家内共々一致して行ってみようとなったのが伏見稲荷大社だった。ここは二人とも初めてだったのである。
 伏見稲荷へは京都駅からJR奈良線で二つ目稲荷駅が最寄り。京都の南東、東山三十六峰の最南端に位置する。

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(写真2 外国人観光客の姿が目立って多くにぎやかな伏見稲荷)
 駅に降り立つとすぐ眼前に朱色の鳥居や社殿が待ち構えている。大変な賑わいぶりで、特に外国人観光客の姿が目立って多い。欧米人、アジア系問わなくて全体の6割を超しているのではないか。何でも京都における外国人人気第一位の観光スポットらしい。若い女性たちには、この頃の京都観光の人気なのであろう、和服姿が多くて華やいだ雰囲気を振りまいている。
 楼門をくぐって本殿へと至るが、すべて鮮やかな朱色である。朱色は魔力に対抗するというから好まれているのだろう。観光客の数が多いからだろうか、境内に厳かさは薄い。
 本殿の脇を裏側に回り込むと千本鳥居が始まる。回廊となっているが、びっしり隙間なく並んでいて圧巻である。神社は稲荷山の西麓にあるのだが、鳥居はその稲荷山をどこまでも登っていくのかと思われたほどにおびただしい。崇敬者が奉納したものであろうが、何でも1万本もあるそうである。奉納者名と年月が記されているのだが、10年未満の比較的新しいものもある。
 帰途は、にぎやかな門前町を通って京阪電車の伏見稲荷駅に出た。徒歩5分ほど。
 京阪に乗ると、四条三条などと都心へは一直線である。河原町から錦市場などをぶらぶらした。
 ほどよく疲れたところで喫茶店へ。京都にはいい喫茶店が多いが、選んだのはイノダコーヒ(コーヒーではない)の三条店。本店も近いのだが、私はいつでもここの楕円形のカウンター席が好きである。この席なら店員がコーヒーを淹れている様子が見えていい。大きなステンレス製ポットのネルドリップにしゃもじで熱湯を注いでいる姿が面白い。

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(写真3 イノダコーヒ三条店の様子。しゃもじでコーヒーを淹れている姿が面白い)