ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

梅雨の合間の花

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(写真1 夏に入ったと感じさせるタチアオイの花)
季節は着実に移ろう
 梅雨に入ったばかりだが、夏らしい花が出てきて季節が着実に進んでいることを知らせてくれる。
 季節を感じる花は人それぞれだろうが、私の場合、タチアオイの花を見ると夏になったと感じる。淡いピンク色などの花を背丈ほどの茎にいっぱいにつけていてとても美しい。繁殖力が強いせいか路傍などあちこちで見ることができる。とてもポピュラーな花だが、華やかと感じる人と、風に揺れている姿に哀れと受け止める向きとがあるに違いない。

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(写真2 ピンクの花が美しいキョウチクトウ)
 近所のお宅にキョウチクトウが咲いていた。この花もこの季節に欠かせない花。葉が竹に似ていて花が桃に似ているからこの名がついたといわれるが、色はともかく大きさは桃に比べ随分と大きい。上海では街路にしている通りがあって、6月によく見かける。色はピンクが一般的だが希に白色もある。葉が独特だから見分けがつきやすい。
 ダリヤも咲いていた。8月頃の花と記憶していたが早い品種があるものだ。ホタルブクロも見かけた。これはいかにも可憐だが、夜に見たらあるいは不気味かもしれない。
 珍しいところでは、オオヤマレンゲを見つけた。オオバオオヤマレンゲかもしれない。モクレン科らしいが、レンゲに似ているのでこの名がついたのであろう。大きさはまるで違うが、タイサンボクに似ている。そう言えば、芳香のあるところもタイサンボクらしい。ただ、タイサンボクほどに香りは強くない。

 この先、ノーゼンカズラが咲けば本格的な夏である。

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(写真3 オオバオオヤマレンゲの花)