(写真1 萌え出たばかりの若葉が美しい街路樹)
若葉の季節
咲き誇る花にばかり目が行きがちだが、新緑が美しいこの季節。
花が散ると葉が出てくるわけだが、萌え出たばかりの若葉が実に新鮮で、散歩をしていて、若いみどりを見ると安らぎを覚える。
新緑、若葉、新葉などと当てる字はいくつもあるように、若々しさ、みずみずしさが好まれている。
(写真2 気持ちまでもが安らぐみずみずしさ)
新緑は、季語は夏と思われるが、広辞苑に晩春や初夏の頃の若葉のみどりとあるように、やはり春の輝くようなやさしさが感じられる。葉がまだ若草色で、光を通す淡い印象が好ましい。
色で表すならば、萌葱、浅黄、浅緑、草色、黄緑などと当てるのであろうか。
ところで、まぎれもなく若葉ではあるのだが、みどりではなく真っ赤に色づいているのはベニカナメモチあるいはレッドロビンか。生け垣に好まれていてあちこちで見かけるが、刈り込むほどに赤くなるということである。ベニカナメモチとレッドロビンを見分けることは私にはできないが、より鮮やかな朱色こそレッドロビンと覚えていて、果たしてこれはどうか。
(写真3 鮮やかな朱色の生け垣の向こうに新緑)