ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

日本最南端の岬波照間島高那崎

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(写真1 波照間島に建つ「日本最南端の碑」)
岬と灯台のある風景 選
 波照間島へは、那覇から石垣島を経由して向かった。石垣島からは双発のプロペラ機で20分だった。
 波照間島は(一般の日本人が住んでいるという意味で)日本最南端の島で、東西6キロ、南北3キロ、周囲14.8キロという小さな島。人口600人。平らな島で、最も高い島の中央部で標高わずかに60メートルに過ぎない。自転車で回るにちょうどいい。といっても、車はほとんどないが。だから島に信号もない。ただ、唯一、小学校の校内に信号機があった。教育用である。
 高那崎は当然ながら島の南端にある。岬といっても鋭く突き出ているという風ではないが、平らな島にしては、ここだけは断崖となっていた。
 岬には「日本最南端の碑」という石碑が建っていた。見渡す限りの太平洋である。ここからは、日本で唯一南十字星が見られるというので、夜、劈頭に立ってみたが、残念ながら曇って見えなかった。座標は、この石碑の位置で北緯24度02分24秒、東経123度47分12秒である。
 なお、灯台はこの岬にはなくて、標高が最も高い島の中央部にある。(1999年11月12日撮影=左が「日本最南端の碑」)