(写真1 元旦の快晴の空に朝焼けが鮮やか。6時13分)
穏やかな三が日
今年の正月三が日は快晴の暖かい日和が続いて穏やかだった。
我が家では、嫁いでいる二人の娘がそれぞれ家族連れで暮れから押しかけてきていて、総勢10人の賑やかな正月だった。
元旦もウォーキングは欠かさず行った。年越しそばなどいただいて夜更かしをしていたのだが、習慣というのは面白いもので、いつも通りに目が覚めた。
6時に家を出たときには辺りはまだ真っ暗。少しして東の空が朝焼けに染まってきた。快晴だから鮮やかだ。この時期早朝は辛いのだが、この瞬間が好きで早起きをする。寒いといっても芯から冷えるほどでもないし、歩いているうちにすぐに温まってくる。
この時間帯、刻々と変化していて、6時20分頃になると白白と夜が明けてくる。そして6時50分頃には太陽が昇り始める。冬至の頃ほどではないが、太陽はまだ低い位置にあるから、朝日を浴びた影が長く伸びている。その長さは20メートルほどにもなるか。
(写真2 正月の季節を感じさせる蝋梅の花)
この時期、木に咲く花はほんとうに少ないのだが、山茶花(サザンカ)などのように昨年から持ち越してきたような花はともかく、新たに蝋梅(ロウバイ)の花が咲いているのを見つけた。これもまだ咲き始めだが、その名の通りねっとりとした花びらに、和菓子をかいだような甘い香りが漂っている。これも季節感のある花であろう。
初詣は今年は2日になって出かけた。例年ならば元旦に欠かしたことがなかったのだが、今年は事情が違った。
詣でたのはいつも通り浅草寺だが、それで驚いたことが一つ。元旦ならば、雷門から参拝者で埋まった仲見世を通って本堂までは1時間もかかるところ、今年はとても人の流れはスムーズだった。もちろんそれなりの賑わいなのだが立ち止まるようなことはなかった。これが元旦と二日目の違いなのだろう。
人々の顔は明るくて、この点でも穏やかだった。ただ、道行く若い女性に着物姿は少なくて、元旦ならばそれなりに見かけるところ、これも二日目の違うところなのだろう。
(写真3 正月二日目の浅草寺。元旦ほどの賑わいではない)