ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

真岡鐵道真岡線

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(写真1 真岡駅に停車中のC1266に牽引されたSL列車)
SLが人気の路線
 真岡鐵道は、茨城県下館駅から栃木県茂木駅を結ぶ鉄道で、路線は唯一真岡線のみ。全線41.9キロ、駅数17。旧真岡線を転換した第三セクター鉄道である。
 起点の下館駅は、JR水戸線、関東鉄道常総線との接続駅で、私は常総線から乗り継いだ。10時17分発の茂木行きに乗車したが、2両のワンマンディーゼル列車は満員の賑わい。私もしばらく立っていたが、この日は祝日とあって益子で益子焼の大きなフェアがあるらしく、中高年の乗客で混雑していた。

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(写真2 SLを模した真岡駅舎。動輪が三つあるからC形機関車であろう)
 真岡10時50分着、ここで途中下車。ここには駅に併設してSLキューロク館という鉄道博物館があって、これを見学するのが目的の一つ。ここには蒸気機関車4両が静態・動態保存されているほか、車掌車が4両、緩急車が2両も保存展示されており車掌車好きには興味深いところ。
 真岡鐵道では、休日にはSL列車を走らせていて大変な人気。この日も11時13分にSLが入線してきた。機関車はC12形でちょっと小ぶり。
 真岡駅の駅舎は、外観がSLを模したデザインになっていて、徹底してSLをアピールしている。
 真岡駅11時42分発に再び乗車した。途中、益子駅で案の定大半の乗客が下車した。
 私はそのまま乗り続け茂木12時23分到着。真岡線の終点である。駅にはさっき真岡駅を出て行ったSLが停車していた。構内には転車台があって、すでに転車は終えていた。当然のことながら、前後に運転席のある電車や気動車と違って、SLが方向転換するためには転車台は必須の設備である。何でも、真岡鐵道では、SLの運行にあたって、この茂木駅に転車台をわざわざ設けたものらしい。
 茂木駅は、行き止まりの終着駅だが、わびしくもなく賑やかでもなく、平凡な駅前風景だった。

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 (写真3 終点茂木駅構内にある転車台と到着したばかりのSL)