ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

01-02 終着駅へ

近鉄 橿原線系と奈良線系

(写真1 橿原神宮前駅の堂々たる駅舎) 近畿地方の鉄道路線⑦ 近鉄橿原(かしはら)線は、大和西大寺駅と橿原神宮前駅を結び、京都駅と大和西大寺駅間の京都線とは一直線に結ばれて、京都から奈良へ南北に貫いている。JRの京都線、桜井線と大部分が並行し…

近鉄 南大阪線系

(写真1 柏原駅に到着した道明寺線列車。左に見えるのはJR大和路線) 近畿地方の鉄道路線⑥ 近鉄(近畿日本鉄道)は、JRグループを除き最長の路線網を持つ私鉄最大手。路線距離が501.1キロに上り、第2位の東武鉄道463.3キロ、第3位の名鉄44…

南海高師浜線/汐見橋線

(写真1 南海高師浜駅) 近畿地方の鉄道路線④ 高師浜(たかしのはま)線 南海本線の羽衣駅と高師浜駅間を結ぶ路線。営業距離はわずかに1.5キロ。他社線や他路線から乗り入れない自己完結型としては私鉄では日本で最も短い路線。駅数は起終点を含め3。全…

阪堺電車

(写真1 阪堺電車浜寺駅前停留場) 近畿地方の鉄道路線③ 阪堺電車(阪堺=はんかい=電気軌道)は、その名の通り大阪の南部地域と堺を結ぶ軌道線(いわゆる路面電車)。阪堺線と上町線の二つの路線がある。 線区上は、阪堺線が恵美須町-浜寺駅前間で、路線距…

泉北高速鉄道

(写真1 泉北高速鉄道の終点和泉中央駅) 近畿地方の鉄道路線② 泉北高速鉄道は、南海高野線の中百舌鳥(なかもず)駅(大阪府堺市)と和泉中央駅(大阪府和泉市)間を結び、南海の難波から直通して泉北高速鉄道線に乗り入れているほか、中百舌鳥駅は地下鉄御…

水間鉄道

(写真1 水間鉄道終着駅水間観音駅) 近畿地方の鉄道路線① 先週まで5月23日から27日まで4泊5日をかけて近畿地方の鉄道に乗ってきた。特に、これまで一度しか乗ったことがないような路線を選んでつぶすように乗った。結果的には、大阪から奈良、京都…

三岐鉄道三岐線

(写真1 三岐鉄道三岐線終着駅西藤原駅舎) 私鉄唯一のセメント輸送路線 三岐鉄道は、三重県の北勢地域で三岐線と北勢線の二つの路線を運行するローカル私鉄。北勢線は西桑名から阿下喜を結び、一方、三岐線は、同じ近鉄沿線で桑名から10分弱南になる近鉄…

三岐鉄道北勢線

(写真1 北勢線西桑名駅) ナローゲージの鉄道路線 三岐鉄道の北勢線は、これは何とも珍しくも楽しくなる鉄道。軌間がわずかに762ミリというナローゲージ(特殊狭軌)なのである。観光鉄道はともかく、一般に旅客営業を行っているものとしてはほかに四日…

養老鉄道養老線

(写真1 桑名方面と揖斐方面の列車が同時に到着しにぎやかな大垣駅ホーム) 岐阜から三重へ揖斐川右岸を縦断 養老鉄道養老線は、岐阜県の揖斐駅と三重県の桑名駅間を結ぶ路線。全線57.5キロ。駅数は27。途中の大垣駅はスイッチバックとなっており、大…

リニモ

(写真1 走行中のリニモ) 愛知高速交通東部丘陵線 リニモとは、リニアモーターカーによる鉄道路線の愛称。HSSTによる磁気浮上式の鉄道路線としては日本で初めて。2005年の愛知万博で建設され、その後も実用路線として営業運転が行われている。 路…

城北線

(写真1 城北線勝川駅。まるで工事が中断しているような様子。左は中央線の高架) 中央本線勝川-東海道本線枇杷島間を結ぶ 中央本線勝川駅と東海道本線枇杷島駅間を結ぶ路線。中央本線から東海道本線名古屋以西に向かう短絡線である。中央本線から金山ある…

愛知環状鉄道

(写真1 東海道本線と接続する岡崎駅0番線愛環線ホーム) 東海道線岡崎-中央線高蔵寺間を結ぶ 愛知環状鉄道(通称愛環)は、東海道本線の岡崎駅と中央本線の高蔵寺駅間を結ぶ第三セクター鉄道。全線45.3キロ。駅数23。旧国鉄の岡多線を前身に1988…

名鉄全線に乗る!

(写真1 名鉄名古屋駅。線路は2本だけ。1日に1千本の列車が通過する過密ダイヤ) 20路線444.2キロ275駅 名鉄(名古屋鉄道)全線を乗りに出かけた。これまでも一度以上は全線に乗ったことはあるのだが、改めて乗ってみた。5月8日から10日まで…

大雄山線

(写真1 大雄山駅前にある熊に跨がり鉞を担いだ金太郎の像) 天狗と金太郎に出会えるか? 大雄山線は、小田原駅と大雄山駅を結ぶ伊豆箱根鉄道の路線。全線9.6キロ、駅数は12。当初は、道了尊で知られる最乗寺への参詣客向けに開通したが、近年では沿線…

小田急全線に乗る!

(写真1 小田急小田原駅ホーム。明るい大屋根が特徴だ) 3路線120.5キロ70駅 令和最初の日の5月1日、小田急に乗りに出かけた。たまたまそうなっただけで、特に令和と意味づけたわけでもない。ただ、令和となっても旅に暮らすのかという感慨は多少…

京王井の頭線ぶらり旅

(写真1 井の頭線の終点吉祥寺駅) 京王電鉄では異質の路線 先日のこと、京王線全線を乗りつぶそうとしたが、途中で道草を食ったりしているうちに時間が足りなくなり、井の頭線だけ積み残してしまった。しかし、改めて乗ってみると、井の頭線だけが京王電鉄…

京王線全線に乗る

(写真1 京王八王子駅外観) 都下を西へと伸びる路線 京王線は、京王電鉄が運行する鉄道路線。本線にあたる京王線新宿-京王八王子間のほか、そこから枝分かれする相模原線、競馬場線、動物園線に高尾線を含めて称する場合がある。なお、この場合、井の頭線…

仙台市地下鉄

(写真1 広瀬川橋梁を渡る東西線電車) 南北線と東西線 三陸からの帰途、仙台で途中下車し、仙台市地下鉄に乗った。 二つの路線があり、その名の通り南北に貫く南北線と、東西に走る東西線。二つの路線はJR仙台駅に直結する仙台で直角に交差している。路…

三セク最長久慈-盛間163キロ

(写真1 久慈駅で購入した久慈発盛行ききっぷ。戻ることはできないが片道で途中下車が可能なきっぷである。3,710円) 三陸鉄道リアス線全線乗り通す③ 釜石を出ると旧南リアス線区間となる。乗客の多くは釜石で下車してしまいやや空いた。 この区間は海沿い…

京急大師線

(写真1 京急川崎駅3番線ホームで発車を待つ京急大師線小島新田行き列車) 京浜間湾岸の小路線② 京急大師線は、京急川崎駅と小島新田駅を結ぶ全線4.5キロの短い路線。駅数は7。多摩川沿いに東京湾に向けて西から東へ伸びる路線である。 そもそもは、川…

京急空港線

(写真1 1番線ホームに到着した品川方面からの空港行き列車) 京浜間海沿いの小路線① 風邪をこじらせてしまってここのところ泊まりがけの旅行は控えている。寝込むようなこともないので、遠出は避けて近いところの鉄道を求めて乗っている。初めてのところ…

東武宇都宮線

(写真1 東武デパートが一緒になった駅ビルになっている東武宇都宮駅) 下野国を南北に走る 東武宇都宮線は、東武日光線の新栃木駅から分岐して東武宇都宮駅に至る全線24.3キロの路線。ただし、ごく一部の列車を除き大半は隣の栃木駅発着。駅数は栃木駅…

湘南モノレール

(写真1 利用者が多い大船駅。左が乗車ホーム、右は降車専用) 湘南の鉄道③ 湘南モノレールは、大船駅と湘南江の島駅間を結ぶ。路線名はモノレール江の島線。全線6.6キロ、駅数は8。 江の島は、古来、景勝地として知られ、現在に至るも人気の観光地。陸…

江ノ島電鉄

(写真1 鎌倉駅。奥が江ノ電の駅舎) 湘南の鉄道② 京急逗子線を新逗子駅で下車し、近接してあるJR逗子駅に徒歩移動。この間、わずか5分ほど。逗子からは横須賀線で一つ目鎌倉に向かった。 鎌倉では鶴岡八幡宮にお参りした。裏通りの小町通りは大変なにぎ…

京急逗子線

(写真1 新逗子駅ホーム。電光掲示板の行き先表示は10分間隔で3本とも羽田空港となっている) 湘南の鉄道① 「湘南」の規定には種々異論があるようだが、ここでは神奈川県の相模湾沿岸地域を指すこととし、一部三浦半島まで含める。風光明媚で温暖なイメー…

小さな終着駅の旅情

(写真1 夜のとばりが降りた外川駅の佇まい) 銚子電鉄外川駅と外川漁港 外川駅は銚子電鉄の終着駅。 関東最東端は一つ手前の犬吠駅だが、ここが銚子半島の行き止まりという様相。こういうことはままある。根室半島の行き止まり、つまり根室本線の終着駅は…

東葉高速鉄道

(写真1 東葉勝田台駅2番線ホームで発車を待つ東葉高速鉄道地下鉄東西線直通快速中野行き電車) 千葉の鉄道④ 東葉高速鉄道線は、西船橋駅を起点に東葉勝田台駅に至る全線16.2キロの路線。駅数は9。東京メトロの地下鉄東西線と直通運転を行っており、首…

千葉都市モノレール1号線・2号線

(写真1 車両先頭運転席後方から見た路線の様子。懸垂式の特徴で見晴らしがいい) 千葉の鉄道③ 千葉都市モノレールは、千葉駅を中心に千葉市内の主要な箇所を結んで1号線と2号線の二つの路線がある。 1号線は、千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ3.2キロ…

京成千葉線・千原線

(写真1 京成津田沼駅ホーム。左が6番線新京成線電車、右が5番線京成千葉線電車) 千葉の鉄道② 起点の松戸から乗った新京成線を終点京成津田沼で京成千葉線に乗り継いだ。6番線に到着で、京成千葉線列車はすでにホーム向かい側5番線で発車を待っていた…

肥薩おれんじ鉄道

(写真1 出水駅に停車中の肥薩おれんじ鉄道列車) 熊本-鹿児島県境を越えて運転 熊本からは、今回の旅の最後の目的地鹿児島を目指した。 熊本から八代までは鹿児島本線、八代-川内間が肥薩おれんじ鉄道、川内からは再び鹿児島本線で鹿児島中央という順であ…