ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

秋を拾う

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(写真1 キンモクセイの花)

めっきり寒く

 めっきり寒くなってきた。ついこの間まで暑いといって汗を流していたのに、彼岸が過ぎたら急に涼しくなり、このごろでは朝晩は寒いくらいだ。日が短くなっていて、いつものウォーキングに出る朝の5時ではまだ薄暗い。そろそろ冬時間の6時に変更する頃合いかもしれない。
 日課にしている朝のウォーキングはそれこそエクササイズウォーキングだから、とても花を探している余裕などないが、夕方の散歩ではのんびりと秋を拾いながら歩いている。
 キンモクセイがいい香りを漂わせている。通りかかると強い芳香に誘われるし、路上には黄色い花片がいっぱいに落ちているからそのことでも遠くからでも気がつく。ところで、キンモクセイは金木犀と当てるのだが、これは幹の樹皮がサイ(犀)の皮に似ているからといわれるが、なるほど実際その通りで、好き嫌いのことだろうが、私には気持ちが悪く感じる。

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(写真2 近所の公園で秋のバラ園が公開中だ。これはゲーテローズ)

 近所の公園の中にあるバラ園も公開中だ。ただ、春と秋の年2回開いているのだが、秋の方が種類は少ないようだ。それでも、丹精を込めて手入れされた花が咲き誇っていてとても美しい。季節によって少しずつ咲いている花の種類が変わっているようだが、このたびの公開ではゲーテローズがよかった。ローズピンクというのだろうか、色彩、形ともに美しく、芳香も素晴らしいものだった。ゲーテに捧げられた花というらしく、歓喜する詩人と讃えられているという。
  フヨウもまだ艶やかな花を見せていたし、コスモスも可憐な花をいっぱいに咲かせていたが、秋は着実に進んでいて、カエデだろうか、あるいはアメリカフウというのであろうか、黄色く色づき始めていて秋の訪れを感じさせてくれる。今年は冬の到来も早いに違いない。

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(写真3 黄色く色づき始めたアメリカフウ?)