ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

曼珠沙華咲く

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(写真1 近所の公園で咲いていた曼珠沙華)

彼岸花の別名

 曼珠沙華は、彼岸花の別名。
 彼岸花には、全国で100ほどもの別名があるそうだ。死人花、幽霊花、捨子花などというものまであってちょっと薄気味悪い。忌み嫌う風潮があって別名をつけたものであろうか。
 秋の彼岸のころに咲くのでこの名で呼ばれるようになったのだろうが、私は曼珠沙華という別名が好きだ。曼珠沙華とは、梵語(サンスクリット語)で天上の花を意味するらしいし、何やら詩的な気持ちになる。鮮やかに群生している赤い花を見ると、なるほど宗教性も感じる。花の形も独特で、意味ありげだ。

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(写真2 曼珠沙華の花)

 あちこちで見かけることができるが、いつも散歩で寄る公園では木立の日陰にたくさん咲いていた。毎年同じ場所で見かけるから球根から咲いているのであろう。
 曼珠沙華にも種類は多いようだが、白い花は珍しいのではないか。見かけることは少ない。ところが、この公園には白い曼珠沙華も咲いていた。あるいは珍しくはないのかもしれない。

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(写真3 白い曼珠沙華の花)