ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

日暮里・舎人ライナー

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(写真1 上り列車とすれ違う見沼代親水公園行き下り列車)

都営のAGT路線

 山手線・京浜東北線・常磐線・京成線が接続する日暮里(荒川区)と見沼代親水公園(足立区)を結んでいる。都心からほぼ一直線に北へ伸びる路線で、全長9.7キロ、駅数は13。公営交通のAGT(新交通システム)としては唯一の路線。いわゆる案内軌条式鉄道である。ちなみに、日暮里は常磐線の起点駅である。

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(写真2 日暮里駅ホーム)

 日暮里を出ると隣の西日暮里までは山手線・京浜東北線と並行し、そこからはまっすぐ都心北東部を抜けている。全線に渡って尾久橋通りを高架で走っている。西日暮里は、千代田線との乗換駅。
 三つ目の熊野前は、都電荒川線(東京さくらトラム)との乗換駅。改札口を出ると目の前に都電の停留所がある。

 頻繁に上り列車と行き違う。列車の運転本数が多いようで、駅間距離も短いし、まるで都電のようだ。だからだろうが、平日の日中ながら乗る人、降りる人が続いている。これも都電の様子だ。

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(写真3 荒川を渡る。左が首都高の高架。右は隅田川)

 次に隅田川を渡り、中之島のような足立小台を間に挟んで荒川を渡る。このあたりでは二つの川が並行している。隅田川と荒川がこれほど接近しているところもないのではないか。また、首都高中央環状線の高架をくぐると扇大橋。

 高野、江北を経て西新井大師西では右窓遠く西新井大師本堂の大屋根が見えた。しかし、ここを西新井大師への最寄り駅とするには少々遠いかもしれない。
 舎人公園駅には車両基地があるらしいが、地下になっているようでそれらしい様子はうかがえなかった。

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写真4 尾久橋通り上にある見沼代親水公園駅)

 舎人を経て終点の見沼代親水公園。やはり尾久橋通り上にある橋上駅。駅前に駅名になっている親水公園があった。小川のほとりが遊歩道になっている。そもそもは見沼代用水の一部を引き込んだものらしい。(2020年9月3日取材)

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(写真5 駅前にある親水公園)