ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

鹿児島市内巡遊

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(写真1 鹿児島中央駅)

桜島に渡る

 宮崎からは日豊本線で鹿児島に移動した。宮崎駅-鹿児島中央駅間は125.9キロ、特急列車で約2時間の距離。
 ちなみに、宮崎から博多へは、日豊本線回りで小倉経由在来線を乗り継いでいくと約5時間20分。これが鹿児島中央経由九州新幹線なら約3時間20分で、2時間の短縮となる。
 さて、鹿児島中央駅は、九州新幹線開業に伴って立派な新駅舎となり、その名も西鹿児島駅から名称変更されて名実ともに鹿児島の中央駅となった。
 鹿児島では、市電市バス共通の一日乗車券(600円)を購入した。シティビューバスに乗ったら、天文館や西郷銅像、城山、西郷洞窟、仙巌園などと主な観光スポットをぐるっと回った。80分で一周できて、途中下車はしなかったが見所はすべて見たような気になったから便利なものだった。

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(写真2 鹿児島の市電。センターポール化され、軌道敷は緑化されている)

 鹿児島は市電がいい。1系統と2系統の二つの運転系統があり、いずれも起点は鹿児島駅前。4面3線のプラットホームがあるが、ただ、この日は大屋根のある電停は大がかりな改修工事中で、一つ手前の電停桜島桟橋通で折り返し運転を行っていた。
 なお、鹿児島駅は、前回訪れた1年3ヶ月前には改築工事中だったが、すっかり生まれ変わって新しくなっていた。ほんの10日ほど前の2月15日に運用開始したばかりとのことだった。中央駅の地位は譲ったものの、周辺の再開発も行われているようだったから、旧来の鹿児島駅の賑わいが戻ってくるのかもしれない。
 鹿児島市電の素晴らしいところは、まず、運転間隔がほぼ1~2分と稠密なこと。待つというストレスがほとんどない。また、都市環境にも優しい工夫がなされている。給電線がセンターポール化されているから給電線が道幅いっぱいに道路を覆うということもない。これなら都市としての景観もいいし、自動車との折り合いも良くなり、運行がスムーズになったという効果もあるらしい。また、軌道敷が芝生になっていてとても環境に優しい。車両にも近代化が進められているようで、旧来のものに混じって2連接車、3連接車などとカラフルな車両が走っていた。これなどまるでヨーロッパのトラムのような印象だった。

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(写真3 新築オープンしたばかりの鹿児島駅)

 鹿児島では桜島に渡った。鹿児島には何度も来ているし、桜島はいつでも目の前に見えているのだが、桜島にはなぜかこれまで一度も渡ったことがなかった。それで、フェリーに乗って訪ねてみた。
 フェリーは、鹿児島駅にもほど近いフェリーターミナルから出ていた。結構大きな船で、10分~30分間隔で運航されていて、所要15分。24時間運航らしい。錦江湾の奥深いところだから波も静かだった。
 桜島に渡って対岸を見ると、錦江湾は湖のようにも、大きな河口のようにも思えた。
 この日はあいにくの雨模様だったので島内は巡らずにそのまま折り返したが、桜島は大きな島で、周囲55キロ、人口は6千人弱。桜島港のターミナルに掲示してあった地図によると、島内には小学校4校、中学校3校があるようだった。

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(写真4 フェリー船上から見た桜島)