ABABA’s ノート

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12回目の白堊芸術祭

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(写真1 会場の様子)

多彩な出品分野とイベント

 12回目を迎えた白堊芸術祭(主催在京白堊会)が2日から7日まで6日間にわたり神田神保町の文房堂ギャラリーで開催された。
 主催の在京白堊会は、高校時代の同窓会の在京組織。毎年師走のこの時期に開催されていて今回が12回目。今回は、54人84作品が出品され盛大なものとなった。
 出品分野は、絵画が油彩から水彩、パステル、水墨画、アクリル画、グラフィックデザインなどと最も多く、書や陶芸、鎌倉彫、などと実に多彩。また、今回も写真の出品が多かったことが特徴で、写真に五行歌を添えた出品もこの芸術際独自のものであろう。
 出品は、プロ、アマを問わず、また、力量を競うものでもないが、毎年初出品者がいるし、毎年見ていると、趣味にしている人たちのあいだでも技量が向上していることがはっきりと見て取れて、この芸術祭への出品が一つの励みになっていることがわかる。
 また、会期が6日間と長いし、同窓生が連日会場を訪れていて大きな交流の場ともなっていることも楽しいこと。
 会期中には、在京白堊会のクラブ活動である白堊歌の祭りや、宮澤賢治の世界で知られる野口田鶴子さんの朗読などと多彩。また、出版物を出品している人もいた。
 好き好きだけで勝手に感想を述べれば、出品作品の中でいいなと思ったのは及川昭伍さんの陶芸(マグカップ)、坂本努さんの油彩「マゼンタの口紅」、春山康夫さんの水墨画「岩手山」など。
 私も拙い作品ながら写真を2点出品した。猫の額ほどの狭い書斎だからはみ出した本があちこちに散らばっていて、家内から処分しろときついお達しがあり、それではととりあえず床の間に仮置きしていたところここも次々と増殖していて、新書だけは廊下の壁面に揃えて積んでいたところここもいつの間にか高くなっていった。それで、こんな風景も面白いかと思って写真にしたという具合。
 すばらし作品が多い中で伍するのもおこがましいことだが、出品することによる交流も意義があるのではないかと思い、ここ数年毎年出品している。

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(写真2 「増殖する樹 その1床の間へ座り込んで侵略」)

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(写真3 「増殖する樹 その2廊下の壁面をつたって侵略」)